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「健児」は「けんじ」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.14
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今回ご紹介する言葉は「健児」。

「けんじ」と読むことができ、「けんじ」さんという名前の方がいらっしゃったり、「勇ましい若者」という意味を持つ言葉ですが、今回は違う読み方を4文字で考えてみてくださいね。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「健児」の読み方!

では、早速「健児」の読み方を発表します。

ノーヒントだと難しいと思いますので、ここで少しヒントを出しましょう。

「健」は「○ん」、「児」は「○い」と読みます。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「こんでい」でした!

「健児」の豆知識

「健」を「こん」と読むことも、「児」を「でい」と読むこともほぼないので、今回の問題は難しく感じた方が多いかと思います。

では、「健児(こんでい)」とはどういう意味なのでしょうか。

① 上代の兵制で、兵士の一種。一般の兵士の中から強健で武芸に秀でた三〇〇人を選んだもの。田租と雑徭(ぞうよう)が半分免除され、中男(ちゅうなん)(=一七~二〇歳男子)二人が馬子として付けられた。天平宝字六年(七六二)には郡司の子弟、および良民の二〇~四〇歳の中から選ぶこととした。こんに。
② 平安時代、延暦一一年(七九二)に諸国軍団の兵士を廃止した代わりに設けた兵制。各国の国府、兵庫、鈴蔵などを警備した。諸国の郡司の子弟をこれにあて、のち、勲位を持つ者、さらには白丁(はくてい)をも採用した。その数は一国あたり二〇~二〇〇人程度であった(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

上述にある「健児童」というのは中世、中間(ちゅうげん)、足軽などを指す言葉なんだそうです。ちなみに「健児」はもう1つ読み方があり「こでい」と読むこともできますよ。

一方で、「けんじ」と読む場合は次の意味で使われます。

元気な若者。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.552

 

なお「健」には、ほかに「健やか(すこやか)」や「健し(たけし)」、「健か(したたか)」という読み方もあります。

まとめ

いかがでしたか?

「健児」は「こんでい」と読みます。

なかなか見かけない言葉ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!