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「苞苴」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.12
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今回ご紹介する難読漢字は「苞苴」です。

似ている漢字はすぐに思い浮かぶかと思いますが、「苞」「苴」は初めて見た…という方も多いかもしれませんね。

なんと読むのか、ぜひ当ててみてください!

「苞苴」の読み方!

「苞」が「包」に、「苴」が「且」に似ていることから「ほうしょ」と簡単に読みたくなるかもしれませんね。

実は上記で正解なんです。案外簡単な答えに拍子抜けされた方も多いのではないでしょうか。

ただ「苞苴」にはもう2つ読み方があります。こちらはなかなか当てることはできないかもしれませんよ。

ヒントをお伝えすると、こちらは日本人の食卓のお供「納豆(なっとう)」と非常に関わりが深いものなんです。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「つと」「あらまき」でした!

「苞苴」について

「つと」は「苞苴」だけでなく「苞」1文字で表記することもできます。こちらも併せて覚えておいてくださいね!

さて、先程ヒントとして「苞苴」は「納豆」と非常に関わりが深いものとお伝えしました。

ただ、中には読み方が分かっても納豆とのつながりが見えず、お困りの方がいらっしゃるかもしれませんね。

それでは、ここで「苞苴」の正体を確かめてみましょう。

つと【苞・苞苴】
〘名〙(「つつむ(包)」と同語源)
① わらなどを束ねて、その中に魚・果実などの食品を包んだもの。わらづと。あらまき。
② 他の場所に携えてゆき、また、旅先や出先などから携えて帰り、人に贈ったりなどするみやげもの。
③ 旅行に携えてゆく、食糧などを入れた包み物。あらかじめ準備して持ってゆくもの。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

あらまき 【荒巻き・新巻き・〈苞苴〉 】
① 甘塩の鮭。北海道の名産。はらわたを抜き塩を詰めて作る。もと,荒縄などで巻いたのでいう。
② 葦(あし)・竹の皮・藁(わら)などで魚を包んだもの。つと。すまき。「―一つ,鮭十,一につけたり」〈宇津保物語・蔵開下〉

そう、「苞苴」は「納豆」などの食品を藁(わら)で包んだもののことなんです。実際に見たことはなくても、その姿が想像できる方が多いのではないでしょうか。

ただ、これ以外にも2つの意味がありますので、どれもこの機会に覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「苞苴」は「ほうしょ」「つと」「あらまき」と読みます。

ちなみに、藁の「苞」で包んだ納豆は「苞納豆」と呼ばれるそうですよ。「苞苴」と併せて、ご家族やご友人に教えてあげてくださいね!