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「葡萄牙」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.12.3
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気づけばもう年末ですね。

この秋は、「秋刀魚(さんま)」に「葡萄(ぶどう)」「薩摩芋(さつまいも)」などの旬の食材は堪能できたでしょうか。

さて、今回は上記の「葡萄」が含まれる難読漢字「葡萄牙」をご紹介します。

「葡萄牙」の読み方!

簡単に「ぶどうきば」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。

そもそも「葡萄」に「牙」はないはず…と、なかなか「葡萄牙」の正体の見当がつかない方も多いのではないでしょうか。

お困りの方のために、ここでヒント!

「葡萄牙」は実は国名なんです。スペインの隣、イベリア半島西部に位置していますよ。

…それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「ポルトガル」でした!

「葡萄牙」について

「葡萄」に「牙」と書いて「ポルトガル」と読むなんて、初見ではなかなか気づけなかったのではないでしょうか。少なくとも、その字面から想像することは困難だったかと思います。

それでは、ここで「葡萄牙」の詳細を確認しておきましょう。

ポルトガル【葡萄牙】
(Portugal) イベリア半島西部の共和国。紀元前二世紀ローマ帝国の属州となり、ルシタニアと呼ばれた。一一四三年ポルトガル王国が成立。近世初頭には海外に発展し、大植民地帝国として栄えた。一五八〇~一六四〇年スペインに合併され、ナポレオン戦争や、植民地の独立などで衰え、一九一〇年の革命でポルトガル共和国となった。室町末期から江戸初期にかけて日本との交易があり、キリシタン文化など、日本に大きな影響を及ぼした。住民はケルト‐イベリア人が主で、大部分がカトリック教徒である。首都リスボン。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

上記の通り、日本とポルトガルは室町末期から江戸初期にかけて交易がありました。中でも鉄砲(火縄銃)の伝来に関しては、みなさんも学校で習ったことからご存知かと思います。

今でもその友好関係は続いており、外務省公式ホームページによると、修好150年の節目である2010年にはさまざまな記念事業が行われたんだそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「葡萄牙」は「ポルトガル」と読みます。

「ポルトガルってこう書くんだ!」と、驚いた方も多いのではないでしょうか。

実は「ポルトガル」以外にも、意外な漢字表記がある国名はまだまだたくさんあるんですよ。興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!