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「柞木」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.11.26
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今回ご紹介する難読漢字は「柞木」です。

一見すると、なんでもない簡単な漢字が2つ並んでいるだけに思えるかもしれませんね。

しかし、もう一度確認してみてください!「作」ではなく「柞」ですよ。

そんな「柞木」は、いったいなんと読むのでしょうか…?

「柞木」の読み方!

「柞」が「作」に似ていることもあり「さくき」「つくりき」と読んでしまいたくなるかもしれませんね。

しかし、残念ながら上記のどちらも不正解です。似ている漢字から答えにたどり着くことは困難かと思います。

ヒントをお伝えすると「柞木」の読み方は2つございます。どちらも植物の名前なんですよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「いぬつげ」「ゆしぎ」でした!

「柞木」について

実は「いぬつげ」は「柞木」の他に「犬黄楊」とも表記できます。ただ、こちらであっても、そう簡単には読めないかもしれませんね。

さて、先程「いぬつげ」「ゆしぎ」はどちらも植物の名前とお伝えしました。いったいどんな植物なのか、早速確認してみましょう。

いぬ‐つげ【犬黄楊・柞木】
〘名〙モチノキ科の常緑低木または小高木。各地の山地や湿地に生え、庭木ともされる。高さ一・五~三メートル。葉は互生して枝に密につき、長さ一・五~三センチメートルの長楕円形または楕円形で、縁に細かい鋸歯(きょし)がある。雌雄異株で、夏、白い花が咲き、秋、黒い球形の実がつく。材は版木やツゲの代用品として小器具などを作る。
ゆし‐ぎ【柞木】
〘名〙 植物「いすのき(柞)」の古名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「柞(いすのき)」とは「マンサク科の常緑高木」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)のことです。つまり「いぬつげ」「ゆしぎ」は別の植物となっています。どちらも同じ「柞木」という表記ではありますが、混同しないように気をつけてくださいね!

ちなみに「柞」単体では他に「ははそ」「いす」「ほうそ」などと読むことができます。なかでも「ははそ」「ほうそ」は上記とはまた違う植物なんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「柞木」は「いぬつげ」「ゆしぎ」と読むことができます。

「柞木」のように、同じ漢字表記であっても2種類以上の植物を表す言葉がまだまだあるかもしれません。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!