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「二合半」は「にごうはん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.11
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今回ご紹介する難読漢字は「二合半」です。

「え、にごうはんじゃないの?」とお考えの方がいらっしゃるかもしれません。確かに「にごうはん」とも読みますが、ほかにもう一つ読み方がありますよ。

なんと読むのか、ぜひお考えください!

「二合半」の読み方!

「にごうはん」以外となるとなかなか答えがイメージできない、という方もいらっしゃるかもしれません。

ここでヒントをご紹介します。

今回の答えである「二合半」の別表記は、「小半」です。こちらを踏まえて考えてみてください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「こなから」でした!

「二合半」について

「二合半」と書いて「こなから」と読む。字面からはなかなか予想できない難読漢字でしたね。

さて、ここからは意味の確認に移りましょう。実は「二合半」は単に物の量を表す言葉、というわけではありません。辞書の記載は下記の通りとなっています。

まずは「にごうはん」からご紹介します。

にごう‐はん ニガフ‥【二合半】
〘名〙
① 二合五勺(〇・五リットル)のこと。多く比喩的に用いて、酒・飯などの量の少ないのにいう。
② 二合五勺入りの飯入れ。転じて、武家の下級の奉公人。一日五合の扶持米を朝夕二度に食べたところからいう。また、身分の低い奴(やっこ)などを卑しめてもいう。
③ 一食に食べられる限度。
④ (一升の四半分であるところから) 一歩(三・三〇六平方メートル)の四分の一、すなわち三尺四方の称。
⑤ 割り当てたあと、余った田。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

続いて、今回の「こなから」の意味はこちらです。

こ‐なから【小半・二合半】
〘名〙
① 半分の半分。四分の一。四半分。
② 特に、一升の半分を更に半分にした量。二合五勺。転じて、少量。おもに酒・米についていう。こはん。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「二合五勺(〇・五リットル)」から始まり「一食に食べられる限度」や「割り当てたあと、余った田」など、非常に多岐にわたって使われる言葉です。全ての意味をご存知の方はほとんどいらっしゃらないかもしれませんね。

ちなみにこの言葉が含まれる「二合半坂(にごうはんざか)」と呼ばれる坂があります。その由来は「ここから富士山の5合目(半分)程度の高さの日光山が半分だけ見えたことから」(出典:『デジタル大辞泉プラス』/小学館)とのことですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「二合半」は「にごうはん」の他に「こなから」とも読みます。

今後も意外な難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね!