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「羚羊」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.5
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今回ご紹介する難読漢字は「羚羊」です。

「羊」が含まれることからお察しの方も多いでしょうが、こちらはとある動物の名前となっています。

いったいどんな動物なんでしょうか…?

「羚羊」の読み方!

字面からそのまま「れいよう」と読んだ方がいらっしゃるかもしれませんね。実はそれでも正解です。しかし、ほかにも2つの読み方があります。こちらは簡単には読めないかもしれませんよ。

ヒントをお伝えすると「羚羊」の読み方は、もしかすると2種類の動物の名前が並んでいるように見えるかもしれません。本州以南の山岳林に棲む動物ですよ。

…それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「かもしか」「かもしし」でした!

「羚羊」について

「かもしかってこう書くのか」と驚いている方も多いかもしれませんね。「かもしか」は実はほかにもう1つ別表記があるんです。「かもしか」の詳細とともに、名前の由来も確かめてみましょう。

かも‐しか【羚羊・氈鹿】
〘名〙
ウシ科の哺乳類。体形はシカに似ており、体高約七〇センチメートル。雌雄とも頭に、枝がなくて中空の、一〇センチメートル内外の、とがった角がある。体は白色の綿毛の上に黒褐色の上毛でおおわれるが、橙色または白色に近いものもある。日本の特産種で、本州以南の山岳林にすみ、木の葉や若芽などを食べる。肉は食用、体毛は毛氈などを織るのに用いたので、氈を織るのに用いる鹿の意でいう。特別天然記念物。正式にはニホンカモシカ。漢字に「羚羊」を当てるが、「羚羊」は正しくは別種のレイヨウをさす。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

「氈鹿」という別表記を見て気づいた方もいらっしゃるかと思いますが「かもしか」の「かも」は、みなさんもご存知の鳥のことではありません。

「氈(かも)」とは「獣毛で織った敷物。また、毛製品一般をいう」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)のことです。こちらを制作するために「羚羊」が用いられたんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「羚羊」は「れいよう」「かもしか」「かもしし」と読みます。

この機会にぜひ覚えてくださいね!