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「河貝子」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.5
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「浅利(あさり)」や「栄螺(さざえ)」「牡蠣(かき)」など、美味しい「貝」はたくさんありますよね。飲み会の次の日の朝に「蜆(しじみ)」の味噌汁に助けられた方も多いのではないでしょうか。

さて、今回ご紹介する難読漢字は、そんな「貝」の一種である「河貝子」です。

「河貝子」の読み方!

知っている読み方から考えると「かわかいこ」や「かわばいし」などが挙げられるかもしれません。しかし、残念ながらどちらも不正解です。

それでは、ここでヒント!

正解は2つ、読み仮名はそれぞれ2、4文字となっています。

ちなみに、2文字の場合は「蜷」と、4文字の場合は「川蜷」とも表記できますよ。

…それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「にな」「かわにな」でした!

「河貝子」について

読み方は分かりましたが、そもそもみなさんは「にな」「かわにな」という「貝」をご存知でしょうか。初めて知ったという方が多いかもしれませんね。

それでは、ここで「河貝子」の詳細を確認しておきましょう。

かわ‐にな かは‥【川蜷・河貝子】
〘名〙
カワニナ科の淡水産巻き貝。北海道南部以南の各地の河川や湖沼に産する。殻高約三センチメートルで、殻頂部がなくなっているものが多い。黄緑色または黒褐色。雌雄異体で卵胎生。肺臓ジストマ、横川吸虫などの第一中間宿主となる。ゲンジボタルの餌として有名。にな。みな。
にな【蜷・河貝子】
〘名〙
① 貝「かわにな(川蜷)」の古名。→みな(蜷)。
② 「になむすび(蜷結)」のこと。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

この「貝」は北海道南部以南の他に、日本全国及び台湾にも分布します。日本各地にいるので、もしかするとみなさんも一度は見たことがあるかもしれませんよ。

また、引用にある通りゲンジホタルの餌になるため、ホタルが多いところに棲んでいるそう。このことから「ホタルガイ」と呼ぶ地域もあるそうですよ。(出典:『ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典』ロゴヴィスタ)

まとめ

いかがでしたか?

「河貝子」は「にな」「かわにな」と読みます。

今は夏、みなさんの中にはホタルを見に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。知らないうちに「河貝子」の近くにいたかもしれませんよ。