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「水斗」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.3
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ようやく涼しい日が増えて秋を感じる今日このごろですが、少し前までは暑い日が続き、夜寝ていても喉の渇きで目覚め「水」を求めて冷蔵庫に向かっていた、という方もいらっしゃるかと思います。

さて、今回ご紹介する難読漢字は、上記の「水」が含まれる「水斗」です。

「水斗」の読み方!

簡単に「みずと」や「すいと」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。

ここでヒントをお伝えします。正解は2つ、1つは植物の名前です。数少ない日本原産の野菜で、煮物などで食べられます。

もう1つは「年占(ねんうら)」という「一年の吉凶をうらなうこと」(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)の方法ですよ。

どうでしょう、なんと読むのか分かりましたか…?

それでは、正解を発表します。

正解は「ふき」「みずばかり」でした!

「水斗」について

「年占(ねんうら)」の方法としての「みずばかり」に関しては、字面からイメージすることができたかもしれません。

ただ、もう一方の「ふき」は「蕗」「苳」など他の漢字表記でご存知の方が多いこともあり、正答率は低かったかと思います。

なお、「水斗」の詳細は下記の通りです。

ふき【蕗・苳・款冬・水斗】
〘名〙
キク科の多年草。本州・四国・九州の山野に生え、食用にするため栽培されることも多く、ミズブキ・アイチブキ・アカブキなどが知られる。高さ三〇~七〇センチメートル。細い地下茎で繁殖する。茎は短く地上に出ない。葉は長柄をもち根生し灰白色の綿毛を密布する。葉身は幅一五~三〇センチメートルの円状腎臓形で縁に不規則な鋸歯(きょし)がある。(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

「水斗」は「キク科の多年草」とのこと。ご存知なかった方も多いのではないでしょうか。

食用とされる「水斗」は先述した通り煮物などで食べられます。また、佃煮や塩漬けの他に「アンジェリカ」として使われるそうです。

こちらは人の名前ではなく「水斗」を砂糖漬けにしたもので、ケーキなどに使われるそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「水斗」は「ふき」「みずばかり」と読みます。

ぜひ、この機会に「水斗」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!