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「菝葜」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.1
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今回ご紹介する難読漢字は「菝葜」です。

「拔」「契」にくさかんむりがついたように見えますね。実はこの「菝葜」はとある植物の名前を表しているんです。

読み方と併せて、どんな植物なのかもお考えください!

「菝葜」の読み方!

「拔」は「抜」、「葜」は「契」と字面が似ていることから「ばつけい」「ばっけい」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。

それでは、ここでヒントをご紹介。

この植物は日本全土に生えています。西日本ではカシワの代わりに葉で餅を包むそうですよ。

どうでしょう、どんな植物か見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「さるとりいばら」でした!

「菝葜」について

「菝葜」と書いて「さるとりいばら」と読むなんて、予想外で驚いたという方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「さるとりいばら」は「猿捕茨」と書くこともできますので、併せて覚えておいてくださいね!

なお、詳細は下記の通りとなっています。

さるとり‐いばら【菝=葜/猿捕茨】ユリ科の蔓性の落葉低木。高さ1~2メートル。茎は節ごとに曲がり、とげがある。葉は卵円形。雌雄異株で、初夏に黄緑色の小花をつけ、実は熟すと赤い。根茎は漢方で和山帰来・土茯苓といい、山帰来の代用にする。かから。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

赤く熟すその実は食用にもなるとのことです。いったいどんな味なのか気になってしまいますね。

ちなみに、なぜ「さるとりいばら」という名前になったのかというと「和名はサルが棘(とげ)にひっかかる意からつけられた」(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)とのことです。読み方そのままの由来なので、併せて覚えやすいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

「菝葜」は「さるとりいばら」と読みます。

ちなみに、この植物には「のそらし」「たま荊棘」など数多くの別名・異名があるんです。他にもたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!