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自己効力感を簡単に説明すると?自己肯定感との違いも解説

  • 2022.7.26
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自己効力感を簡単に説明すると?自己肯定感との違いも解説

今ビジネスにおいて重要とされている能力が「自己効力感」です。

自己効力感とは、自分の今の状況を理解し、与えられた目標を達成できる力があるか、正しく理解する力を指します

ビジネスにおいて、仕事を覚えることはもちろん「自分について知ること」も重要なポイントです。

本記事では、自己効力感とはどのような能力なのか、どうすれば高められるのか解説します。

「仕事でやりがいを感じられない」「自分に何ができるのかわからない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

自己効力感とは

自己効力感とは「自分が今置かれている状況に際して、与えられた目標を達成できるか正しく理解する」力を指します。

自己効力感の高低を決定付ける要素が、以下の3つです。

・与えられた目標を達成するため自分がどうするべきか考えられる
・理想的とされる行動を自分が実行できるか考えられる
・行動に起こした結果目標を達成できる可能性が高いか考えられる

以上のポイントを、打算などではなく正しく客観的に分析し、その結果「達成できる」と判断できれば「自己効力感が高い」と判断できます。

対して、与えられた目標に対して即座に「自分にできるわけがない」「無理だ」と思った場合は「自己効力感が低い」と捉えられるでしょう。

つまり自己効力感は「自分に自信がある・自信がない」こととも強い結びつきがあります。

もちろん「自分はなんでもできる」と過信するのは危険です。

ただ「自分にできること・できないこと」を正しく理解し、時には「できる」と判断することは、ビジネスにおいて重要な考え方です。

自己効力感を高めるための考え方

自己効力感を高めるには、まず「自己効力感とは何なのか」をさらに詳しく理解する必要があります。

ここでは、自己効力感を高めるための考え方や知っておきたいことをご覧ください。

意識的に自分を客観視する

自分のことは主観が入って正しく把握できないケースは少なくありません。

本来の自分の能力なら達成可能なことも、慎重・ネガティブな性格で常に内心ビクビクしていると「できる」ことも「できない」に分類してしまうでしょう。

そこでまず考えたいことが、あなたが今まで「できた」ことです。

その時の自分の内心や気持ちは度外視して、結果として自分が目標達成できたことを見直してみると、自分の本来の能力に気付けるかもしれません。

また、その実績を認識できれば「過去にこれができたのだから、これもできる」と自己効力感を高めるきっかけを掴めるでしょう。

自己肯定感との違いを知る

「自己効力感と自己肯定感の違いがわからない」という方もいるのではないでしょうか。

まずは、この2つの意味についてまとめてご覧ください。

自己効力感:「自分ならできる」と能力やできることを正しく認識すること
自己肯定感:「自分はすごい」と自分を褒めて受け入れること

わかりやすいポイントが、失敗に対する考え方です。

自己効力感が高い人は、自分の能力を理解し「自分がこうすれば失敗しないだろう」と予測し行動します。

対して自己肯定感が高い人は「失敗しても自分を責める必要はない」と失敗した自分も受け入れます。

いずれもビジネスにおいて大切な力ですが「より仕事のできる自分になりたい」「仕事のやりがいを得たい」と考えている方なら、「自分ができること」がわかる自己効力感を高めることがおすすめです。

自己効力感を高めるための方法

ネガティブで自分に自信がないなら、自己効力感を高めることから始めましょう。

ここでは、自己効力感を高めるためにやりたい3つの方法を解説します。

成功体験を得る

自己効力感を高める近道として、成功体験を得ることは非常に大切です。

「自分はこれができた」という過去の実績を思い浮かべることに加え、新たな成功体験を積み重ねるのも良いでしょう。

自分で目標を設定し、それを成功に導くことを継続すれば、徐々に「自分にできること」の幅が広がっていきます。

成功体験は仕事ではもちろん、プライベートで積み重ねるのも良いでしょう。

例えば「朝食を作って食べる」「休日に出掛けて欲しかったものを購入する」などほんの些細なことでも構いません。

これらも目標として設定し、それを達成できれば立派な成功体験です。

物事を多角的に見る

「自分は怒られてばかり」「周りに注意されてばかり」とネガティブになっている方は、物事を別の方面から見てみるのも良いでしょう。

例えば「注意されている」と思うと落ち込んでしまいがちですが、逆に言えば「大ごとになる前に失敗しないようアドバイスをくれた」と思うと肯定的に捉えるきっかけになります。

このように、悪いことだと思っていた物事も、見方を変えれば良いことに変わります。

これを繰り返して、ポジティブシンキングを身につければ、自己効力感を高めることにも繋がるでしょう。

常に一定の健康状態を保つ

人は感情をはじめ心的要因によって体も変化します。

しかし、これは逆の場合もあり得ることで、体調が不安定だと心も不安定になりやすくなります。

そこで、健康状態を一定に保って精神状態を整えることも、自己効力感を高める第一歩です。

健康状態を一定に保つためにやりたいことを、以下でまとめます。

・睡眠時間を多めに取る
・毎朝日光を浴びて自律神経を整える
・栄養バランスの取れた食事を心がける
・適度な運動を続けて体を動かす

すべてをいきなり取り入れようとすると、それがかえってストレスになる可能性もあります。

できることから取り入れて少しずつ体の状態から変えていきましょう。

自分はできる!という気持ちを高めて仕事に活かそう

自己効力感とは「自分ならできる」と自信を持つことを指します。

自己効力感を持つことの重要性は、以下の通りです。

・自分に自信を付けられる
・自分の能力や長所を客観的に見つめ直せる
・成功までの道筋を順序立てて考えられる

ビジネスにおいて、自己効力感を高めることは仕事に大いに活かせます。

「自分にできること」を自信を持って答えられるようになれば、ビジネスにおける自分の立ち位置が明確化することはもちろん、就職・転職活動の成功にも役立ちます。

自己効力感について理解することとともに、自己効力感を高めてより良い仕事に繋げましょう。

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