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【錦糸町】楽しみながら防災体験~大切な命を災害から守る~@本所防災館

  • 2022.7.26
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今年は観測史上最速の梅雨明けとなり、猛暑や大雨が心配されています。 「備えあれば憂いなし」 今回は、錦糸町駅や押上駅から徒歩10分にある本所防災館で都市型水害体験や地震体験をしたのでをご紹介したいと思います。

見学・体験が無料!

本所防災館には、自由見学コーナーと体験コーナーがあります。 自由見学コーナーは予約不要ですが、体験コーナーは事前予約が必要です。 体験はツアー方式で4種類あります。

・防災体験ツアー(毎日4回/日) ・VR防災体験(毎日2回)※7月~10月までは平日のみ ・暴風雨体験(土日祝日のみ2回)※7月~10月までは土日祝日のみ ・新米パパ・ママのための応急手当講習会(毎月第3土曜日1回/日) ※新米パパ・ママのための応急手当講習会は7・8月はお休みです。

今回は、個人で防災体験ツアーに参加しました。 (※体験コーナーは安全確保のため、年齢制限があります。詳細はHPをご覧ください。)

体験ツアーはWeb予約が便利

体験コーナーは電話予約のほか、Web予約することができます。 Web予約は、利用日の5日前(4日以内の予約は電話)から5か月先の同日までの予約が可能です。 電話予約は開館時間のみの対応ですが、Webからは24時間いつでも予約可能なので便利ですね。

今回は防災体験ツアーをWeb予約しました。 平日10:30の部で、所要時間は1時間45分です。

当日は、1階で受付をすませ、4階のシアターへ向かいます。

出典:リビング東京Web
出典:リビング東京Web

今回の参加者は、団体と個人あわせて35名ほどでした。

まず、防災シアターでは、災害が起こった時どうすればよいかの映像が20分ほど上映されます。 震災の映像や、地域の絆で倒壊建物などから助けられた人の話などがあり、自助・共助の大切さを改めて感じることができました。 子ども会や地域行事で利用してみるのもよさそうです。

映像を観終わった後は、グループに分かれて

①消火体験 ②煙体験 ③都市型水害体験 ④地震体験

を各20分ずつ体験します。

消火器の使い方はピン・ホース・レバー

私たちのグループは消火体験から始めました。

出典:リビング東京Web

消火器は6㎏ほどの重さで3~6m先の火を消すことができます。 実際の消火器の消火剤は、粉末・強化液・泡が基本的なものですが、体験では消火訓練用として、水を充てんした消火器が用意されていました。

1人1本ずつ消火器を使って体験しました。 実際に持ってみると、思ったよりも重いので、持ち上げたまま使うのは難しいです。 消火器を床に置いて、黄色のピンを外し、ホースを持ち、火が消えるまでレバーを握り続けます。 消火器の使用時間は15秒から20秒程度なので、状況によっては1本では消せないこともあります。周りの人に声を掛け、多くの消火器を準備するとよさそうです。

つい、炎に向かって放射しがちですが、燃えているもの(実体)を目掛けて放射しなければ火は消えません。 映像の火でも怖くてドギマギしてしまいました。

「ピン、ホース、レバー」と心の中で唱えながら落ち着くことができれば、消火器を使うのは難しいことではないことがわかりました。 実際に体験できてよかったです。

真っ暗闇な煙の中の移動は恐怖

煙体験では、火事の時に逃げる方法を学びます。 事故がないように、中の様子は暗視カメラで見ることができるようになっているので安心です。

それほど広くない空間で、ほんの数メートル先に出口があるのですが、煙が充満した電気の消えた暗い部屋の中での移動は本当に怖かったです。

5人1組で体験したのですが、「こっちですよ」「壁を触りながら進むといいですよ」と前の人が声をかけてくれました。 落ち着いたやわらかい声で少し安心して進むことができました。

出口を示す避難口誘導灯があるので、それを目印すると落ち着いて進むことができました。カラオケルームやホテルなど利用するときにも、天井・壁や足元の通路誘導灯を、あらかじめ確認しておく習慣をつけておくとよいかもしれません。

水が20センチたまると水圧で扉が開かない?!

都市型水害体験では、水圧のかかったドアを開けることがどれだけ大変かを体験できます。

出典:リビング東京Web

自己申請で、水深10センチ・20センチ・30センチの水圧がかかったドアを開ける体験できます。 私は20センチを体験しましたが、残念ながらドアを開けることはできませんでした。 同じグループの若い男性は30センチにチャレンジしたのですが、開けることはできなかったので、水圧の強さは見た目から受ける想像以上です。 普段から気象予報等に注意し、このような状況が予想される場合は、早めに地上部分へ避難するなど、早め早めの行動をとる必要性を感じることができました。

震度7の地震体験

白い壁をスクリーンにして映像が流れ、台が大きく揺れるしくみになっています。 青いマットに座って体験します。

出典:リビング東京Web

震度は、体験する人の年齢や健康状態を考慮して設定してくれるのですが、せっかくなので震度7を体験させてもらうことにしました。

この体験では、

・2011年の東日本大震災 ・1995年の阪神淡路大震災 ・2016年の熊本地震

を再現した揺れを体験することができます。私たちのグループは熊本地震を、別のグループは東日本大震災と阪神淡路大震災をそれぞれ体験しました。

同じ震度7なのですが、揺れ方が違うのが印象的でした。 地震の時にどうするかも大切ですが、地震に備えて、家具の置き方の工夫による安全スペースの確保や備蓄・非常持ち出し品の準備は必要なことも実感でき、とても良い体験をすることができました。

来年2023年は、1923年9月1日に発生した関東大震災から100年を迎える年になります。 あらためて地震災害についてしっかりと考えるよい機会だと思いますので、ぜひ、みなさんも本所防災館の防災体験ツアーに参加してみてください。

■本所防災館(東京消防庁本所都民防災教育センター) 住所:東京都墨田区横川4-6-6 TEL:03-3621-0119(開館時間のみ) 開館時間:午前9時から午後5時まで(入館受付 午後4時30分まで) 休館日:毎週水曜日・第3木曜日(国民の祝日に当たる場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日) 入館料:無料 公式HP:https://tokyo-bskan.jp/ アクセス:JR総武線錦糸町駅北口、半蔵門線錦糸町駅4番出口から徒歩10分 京成押上線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・半蔵門線 押上駅B1、B2出口から徒歩10分(B1の方が便利です) 都営バス 横川三丁目(都08系統)バス停から徒歩2分

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