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生理前のイライラが抑えられない!タイプ別「PMSのおすすめ対策法」

  • 2022.7.25
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こんばんは、医薬登録販売者の志賀美希です。生理前になると「些細なことでイライラする」「怒りっぽくなる」ということはありませんか? PMS(月経前症候群)は対策をすることで、つらい症状を和らげることができます。今回はタイプ別におすすめのPMS対策方法をご紹介します。

そもそもPMS(月経前症候群)とは

PMS(月経前症候群)は生理前3〜10日間に現れる精神的・身体的症状です。精神的症状としてイライラ、情緒不安定、抑うつ、睡眠障害、身体的症状として胸の張り、下腹部痛、頭痛、便秘などがあります。原因ははっきりと分かっていませんが、ホルモンバランスの変動や自律神経の乱れが関係していると言われています。

タイプ別 PMSのおすすめ対策法

・ストレスタイプ

このタイプは生理前になるとイライラや食欲が抑えられない、胸が張って痛くなる、といった症状が起こりやすいです。ストレスタイプさんはストレスを溜めすぎないことが大切。好きなことやストレッチでストレスを解消してゆっくり過ごしましょう。特にラジオ体操はストレッチと深呼吸が意識的にできるのでおすすめです。食事ではスパイスやオレンジなどの柑橘類、セロリなどの香味野菜はこのタイプに積極的に食べてほしい食材です。

★おすすめ漢方薬:加味逍遙散、桂枝加竜骨牡蛎湯

・ズキズキタイプ

このタイプは生理前に下腹部痛や頭痛が起こりやすいです。普段から頭痛や肩こりがひどい、生理痛がつらい、という人も多くいます。ズキズキタイプさんは血流が滞りやすく、それが痛みの原因になっていることも。月経前や月経中の下腹部痛には、腰を回して骨盤内の血流を良くする運動がおすすめです。つらくなければ適度なウォーキングも良いでしょう。食事では黒豆や玉ねぎ、にんにくなどの血流を良くする食材がおすすめです。

★おすすめ漢方薬:桂枝茯苓丸

・冷えタイプ

このタイプは生理前になると眠気や疲労感、むくみが起こりやすいです。体を温める力が不足しているので普段から冷えやすく、冷えからむくみも起こりやすくなります。体のエネルギーも不足しているので、疲労感や眠気を感じることも。冷えタイプさんは特に体を冷やさないことが大切。衣類で調節したり、入浴をして体をしっかり温めてあげてください。体のエネルギーが不足しがちなので、過度な運動は控えて軽めにすると良いでしょう。食事では体を温める働きのある、かぼちゃやエビ、クルミ、うなぎなどがおすすめです。

★おすすめ漢方薬:当帰芍薬散

PMSは人によって症状もつらさもさまざまです。一度近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてください。体質に合った漢方や改善策をアドバイスしてくれますよ。

書いたのは

志賀 美希(しが みき)さん

医薬品登録販売者。日本化粧品検定1級。大学卒業後、ドラッグストアにて勤務。女性が心身ともに健康で過ごせるよう、OTC医薬品や化粧品のアドバイスを行ってきた。現在はオンライン薬局YOJOで体質に合わせた漢方薬の提案をしている。

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