1. トップ
  2. レシピ
  3. マヨネーズなしの大人の「きゅうりのポテサラ」

マヨネーズなしの大人の「きゅうりのポテサラ」

  • 2022.7.25
  • 697 views

お酒のあてに外せないポテトサラダ。店ごと、家ごと、人ごとの味がありますが、今回はとことんシンプルに仕上げたポテトサラダです。お酒を愛する料理研究家の大原千鶴さんに、混ぜない、マヨネーズを使わない、後味爽やかな大人のポテサラを教えていただきました。

マヨネーズなしの大人の「きゅうりのポテサラ」

■さっぱりとした後味を引き立てる、ほろ苦いカンパリトニック

ポテサラはご家庭ごとの味があると思います。マヨネーズ味が定番ですが、これはマヨネーズを使わず、具材はきゅうりだけのシンプルなもの。お酒呑みは、つくり込まず、素材そのものを食べたい方が多いので、きゅうりは和えずにトッピングしています。ポテトそのものの味を楽しめ、きゅうりの食感もあって、いっしょにいただくとしっとりシャキシャキ。自分好みのバランスで味わっていただけます。

じゃがいもは、ひたひたの水にほんの少しの塩と砂糖でゆでるのがポイントです。こうすると水っぽくならず、ほっくりと煮上がり、甘みや香りはしっかり残せます。熱いうちに潰しておいてくださいね。

きゅうりはパリパリに仕上げたいので、種を取り除き、塩水に浸け置いた後はギュッと絞ります。すりおろしたパルミジャーノをかけると、旨味とコクが加わって大人な仕上がりに。

ぜひレモンの皮を添えてください。レモンの香りとほのかな苦みで爽やかな味わいになります。お酒は、ほんのり苦味が感じられるカンパリトニックがお薦めです。夏にぴったりのおしゃれな取り合わせでお楽しみください。

□きゅうりのポテサラのつくり方

◇材料 (2~3人分)

じゃがいも:1個(150g)(男爵)
塩:小さじ1/4
砂糖:小さじ1
きゅうり:1本(120g)
塩水:適量(水500ml+塩大さじ1)
パルミジャーノ:大さじ1(5g)(すりおろす)
レモンの皮:少々(せん切り)


(1)じゃがいもをゆでる
じゃがいもは皮をむいて一口大に切って鍋に入れ、ひたひたの水、塩、砂糖を加えて中火にかけて蓋をする。ほっくりと柔らかくなったら水気をきってマッシャーでつぶし、そのままおいて粗熱を取る。

じゃがいもをゆでる
じゃがいもをゆでる

(2)きゅうりを切る
きゅうりは縦半分に切ってスプーンで種をこそげ取り、3mm幅の斜め切りにします。塩水につけて10分以上置き、水気をしっかりと絞る。

きゅうりを切る
きゅうりを切る

(3)仕上げる
1を器に盛り、2をのせる。パルミジャーノをかけ、レモンの皮をあしらう。

完成
完成

――教える人

「大原千鶴 料理研究家」

京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。現在は家族五人で京都の市中に暮らし、料理研究家としてテレビや雑誌、講習、講演など多方面で活躍。シンプルなレシピに定評があり、美しい盛りつけにもファンが多い。着物姿のはんなりとした京女の印象とは対照的に、お酒をこよなく愛す行動派。レシピはお酒を呑んでいる時に思いつくのが一番多い。


文:西村晶子 撮影:福森クニヒロ

元記事で読む
の記事をもっとみる