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スキマ時間こそ勉強! 「育休中の資格取得」を目指すパパへのアドバイス

  • 2015.10.15
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【パパからのご相談】

妻が妊娠したことがわかりました。自分も育児休職を取得しようと思っています。せっかくの期間なので、子育てしながら資格試験の勉強をしようと思っています。子育ては24時間と言いますが、パパはしょせんママのサポートにすぎないので、 勉強時間は十分に取れると考えて問題ないですよね?

●A. 思ったほど“自由”になる時間はありません。

パパライターの矢山ユースケ@育休中です。

今まさに育休中かつ資格試験に向けての勉強中の身です。そして育休に入るまでの間は、相談者さんと同じような認識でした。実際に子育てが始まってみると……確かにパパはママのサポート役ですが、パパの時間が自由なのかというと、「NO!」と言わざるを得ません。

1日の睡眠時間が16時間以上と言われている、産まれたばかりの新生児の時点でさえもです。「16時間も眠っているなら、余裕で時間が取れるのでは?」と思うことでしょう。実態は、まったく逆なのです。

●睡眠、食事、入浴……すべての時間が、赤ちゃん中心になります

確かに、赤ちゃんはよく眠ります。しかしその16時間は、連続した16時間ではありません。1回の睡眠で3時間眠ってくれることもあれば、30分しか眠ってくれないこともあります。“お腹が空いた”“オムツが濡れて気持ち悪い”と感じた赤ちゃんは、泣いてパパ・ママを起こします。たとえそれがパパが寝入ったばかりであろうとも、ママが深い眠りに就く寸前であろうともです。

結果として、パパ・ママの睡眠時間も細切れになります。一定時間の連続した睡眠に慣れているパパ・ママにとって、細切れ睡眠は、体が慣れるまでかなりハードに感じることでしょう。起きている時間も、睡眠不足感と疲労感が付きまとい、集中力を長時間維持することが困難になる可能性が高いです。

食事も、なかなかゆっくり食べさせてもらえません。パパ・ママが食事開始したタイミングで眠っていたとしても、途中で赤ちゃんが泣き出してしまうのは、よくあることです。「今のうちに食べないと!」と急いで食べることもしばしばで、胃を痛めてしまうこともあります。

「お風呂くらいはゆっくり……」と思うかもしれませんが、お風呂も赤ちゃんの入浴時間を中心に、パパ・ママの入浴時間が決まることも多いでしょう。“赤ちゃんの入浴=パパの担当”という構図が一般的なので、おのずと“お風呂はパパ!”になってしまう可能性もあります。

その他、掃除や洗濯に食事の支度という、いわゆる“家事”全般も待っています。里帰り出産でない場合、これらをパパとママで、赤ちゃんの分も含めて行う必要があります。出産直後のママは高い確率で体力が戻っておらず、家事のメインをパパが行う、ということも十分に考えられます。

ママには“授乳”という何よりも大切な役割があるため、サポート役のパパは、“ママが授乳に専念できる環境を整える”ことを念頭に置いて、日々を過ごすことになります。そのため、始めから“まとまった時間”を当てにしていると、失敗する可能性が高くなると思われます。

●“スキマ時間”を活用しましょう

ここまでお読みになられて、「それじゃあ、育休中は、何も自分のことはできないの?」と思われたかもしれませんが、決してそんなことはありません。私自身、直近では11月初旬の資格試験に向けて勉強していますし、その試験の後も別の資格試験を受験するつもりです。

「どうやって勉強しているのか?」と問われれば、「合間合間にできたスキマ時間を活用している」という感じでしょうか。私の場合ですが、娘が産まれて、日々一緒に過ごしていくうちに、“自由になる時間”が少しずつ見えてきました。初めは5分程度でしたが、娘の成長と共に、その時間は徐々に伸びていきました。この”スキマ時間”を、勉強の時間に当てていきました。

赤ちゃんを膝に抱きながらでも、テキストを読むことはできます。スマートフォン用の『受験アプリ』で学習することもできます。まだまだ私自身が気づいていない“スキマ時間”も、たくさん転がっていることでしょう。“スキマ時間”も、かき集めればきっと十分な時間になりますよ!

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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