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仕事とは別モノ? パパが“育児の大変さ”を理解するポイント3つ

  • 2015.10.15
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【パパからのご相談】

もうすぐ8か月になる子どもがいます。先日妻から、「あなたももっと育児に参加して」と言われました。けれど、自分は夜遅くまで仕事をしていて忙しいです。一方妻は専業主婦です。子どものことを見て、あとは家事だけをしていれば自由に時間を使える妻の方が楽だと思います。 仕事をしている自分の方が大変だと思うのですが、そう言ったら、「仕事と育児を一緒にしないで」とも言われました。

しかし、半日子どもの面倒を見たことはありますが、それほど苦労はありませんでした。育児の何が大変なのかわかりません。仕事の忙しさも、少しは理解してほしいです。

●A. 仕事と育児は全くの別物! 比べてもいいことはありません!

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

仕事と育児とは、全くの別物です。そのため、そもそも仕事の疲れと育児の疲れとは、並べて比べることはできません。育児と比べることなどしなくても、あなたがとても忙しくお仕事をしている事実は揺らぎませんよね?

今のあなたに必要なのは、パートナーである妻の声をまずは聞いて受け止められるようになることだと感じました。「夫にももっと育児に参加してほしい」という女性たちの声を元に、“育児の大変さ”のポイントをまとめてみました。

●先輩ママに聞く“育児の大変さ”のポイント3つ

●(1)三大欲求はだいたい阻害される

特に第1子の、乳児期の育児では、ママの三大欲求の多くは阻害されっぱなしになります。“夜は眠る”“適宜食事をする”という当たり前のことができません。睡眠を阻害する・食事を与えないなどは、拷問や虐待の手段として行われる類のものです。何か月もの間、そうした環境下におかれてしまっているママさんたちは少なくありません。

夜の営みにおいては、その気がそもそも湧かないレベルになってしまう人も多いようです。あなたのパートナーがそうであるかは、わかりません。大事なのは、“容易にそういう環境になり得る”のが乳児育児だ、と理解することです。

●(2)効率や段取りとは無縁の世界である

『「効率よくやれば・ちゃんと段取りすれば家事も育児も楽々できる、とか言う人いるけど、お前ら育児素人すぎだろ!」って思うんだよね』

これは、筆者の知人やその友人のママたちの言葉です。また、

・『運よく手のかからない子どもだったか、必要なことがあるのに拾いきれてないだけって可能性もある』

・『準備とか片付けとかは全部奥さんにさせてるから、自分は効率よくできてるって勘違いしちゃってる人もいる』

という意見もあります。

日頃、段取り力の試される仕事をしている人ほど、世のママたちの乳児育児の“効率”について、疑問に思うこともあるようです。けれど基本的に、乳児育児は“段取り・効率”からかけ離れたところにあります。月齢にもよりますが、赤ちゃんは、眠くても自力では眠ることさえできない生き物です。理由なく泣くこともありますし、食事(授乳)の時間も、必ずしも“きっかり○時間おき”とはいきません。

●(3)かゆいときに鼻の頭をかけるのは幸せ

両手がふさがっているときに、鼻の頭がかゆくなったと想像してみてください。すごくかゆいのに、たかが鼻の頭をかくだけのことなのに、今までは考えることもなく当たり前にできていたのに、できない。しかも無理にかいてしまったら、人が死ぬかもしれない。そんな状態なのに、なぜか隣で“いつもどおりの生活”を営めているパートナーは、「自分だって忙しい」「段取りをつければ鼻くらいかけるはず」と言ってくる。

遠くからは、「子どもがいるのに鼻の頭をかきたいだなんて親として愛情がない、親失格だ」という声が聞こえて来る……。乳児育児のもどかしさを、そう例えてくれたママさんがいました。今までできていた、周囲からしたら当たり前にできる簡単なことができなくなる。それは、大きなストレスです。

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何が大変なのかわからないのは、特権です。パートナーが追い詰められてしまう前に、まずは大変さが想像できる距離まで、歩み寄ってみませんか。パートナーさんがあなたの仕事の忙しさに思いをはせられるようになるためにも、きっとそれが一番の近道ですよ。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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