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皆知ってた!?排卵日に体調を崩すのは、「脳」が関係していた…!【婦人科医監修】

  • 2022.7.23

生理中じゃないのに、なんだか眠いしだるいし、PMSのような症状が……。 そんな体調の変化を感じたことはありませんか? それは気のせいではないかもしれません。 今回は“排卵日の体調の変化”に焦点を当てて、なぜそのような症状が起こるのかをご紹介します。

〈記事監修医師プロフィール〉 『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫 ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。

【お悩み】仮病女呼ばわりされて…

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二次性徴を終えた辺りから、生理期間中以外で、排卵期付近にも体調が変化するようになりました。 胸が張って痛い、頭痛、だるさ、腹痛、腰痛……出血がないだけで、生理中とほぼ変わらないほど。 不運なことに、私が二次性徴を迎えたころは「排卵日も体調が優れない人間がいる」ということが広く認知されていませんでした。 そして、母親は排卵が体調に影響しないタイプだったため、「生理でもないんだから気のせい」と取り合ってくれず。 今でこそ、女性ホルモンの影響で排卵日に体調を崩す人もいることを知りましたが、当時は「すぐに体調が悪くなる仮病女」という目で見られるのが辛かったです。 (35歳/主婦)

なぜ排卵日に体調を崩すの?

排卵日には、女性ホルモンの急激な変化が起こります。 具体的にいうと、脳の視床下部から「黄体形成ホルモン」が大量に分泌され、これをうけて卵巣から「プロゲステロン」が分泌することで、それまでの低温期から高温期に徐々に移行していきます。 そして女性ホルモンの分泌をコントロールする脳の視床下部は、じつは“自律神経”も司る場所。 互いに影響を受けることで、体に負担がかかり、体調を崩すことがあると言われています。 また、卵子が排出される際に、卵巣を破って排出されますので、排卵出血や痛みを感じる場合もあります。 そのほかにも、お悩みの方のように、頭痛やだるさ、腰痛などの症状を感じる場合もあると知っておくといいでしょう。

年齢とともに変化する女性ホルモン

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生理中の体調不良であれば、周囲の理解も得やすいこともあるかと思います。 けれども、「排卵日に体調を崩す」ということについては、まだまだ知らない人が多い分、辛い気持ちを1人で抱えてしまうことが多くなるかもしれません。 筆者もまさに、お悩みの方と同じように、二十代中盤あたりから排卵日に体調を崩すことが多くなったので、その辛さには共感します。 女性ホルモンは、生理周期や年齢によって分泌量の変動が激しいといわれています。 自分の生理周期を把握して、排卵日に備えるなど、その時々の年齢や状況に合わせて、女性ホルモンと上手に付き合っていきたいですね。 (恋愛jp編集部)

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