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「真夏に簡単におしゃれに見えるコーデ7選」ファッションのプロが本気で考えてみた!

  • 2022.7.23
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サラッと着るだけでカッコよくなるし、サマになると思いがちなモノトーン配色。ちょっと待って!ともすると「手抜き」「無難」と思われちゃう危険な配色でもあるんです。オシャレな人は白と黒だけでも印象的だしスタイルを感じるもの。そこで、スタイリストの荒木里実さんに、こだわりのテクニック、今夏したいスタイリングを徹底リサーチ。今すぐ使えるアイディア満載です。

黒のハンサム力でどんなテイストも自分らしく

スタイリスト・荒木里実さん

辛さと着痩せ効果と…頼りがいありすぎる黒は私のエッセンシャルカラー。白を配してモノトーンで着るより、黒は上下重ねるのが好き。黒でもワントーンを楽しみたいからです。これは私的最甘バランス。クラシカルですらあります。白は小ぶりなバッグだけ。デニムで一気にカジュアルに振りました。甘くても黒ならエッジィ、ハズした感じに。ブラウス¥46,200(マーレット/サザビーリーグ)デニムパンツ¥24,200(ハイク/ボウルズ)バッグ¥30,800(CHRISTIANVILLA/THIRD MAGAZINE)シューズ¥181,500(マノロブラニク/ブルーベル・ジャパン)ハット¥29,150(CA4LA/CA4LAプレスルーム)バングル¥20,900(アンセム フォーザ センセズ/アマン)

スタイリスト・荒木里実さん
CLASSY.のオシャレ番長、表紙も多く手がける看板スタイリスト。辛口でカッコいい、パンチとエッジあふれるスタイリングが持ち味。「黒は好き、白はそんなに」と言いつつ、白黒企画後は白率高まるミーハーなところも彼女の持ち味。

ホーム感のある白黒は小物で鮮度を高めたい

スタイリスト・大野千歩さん

ずっとネイビーが好きでしたが、最近はめっきり黒派に転向。白黒は、これなら間違いないと思える私にとっての安定配色です。普段あまり甘いものを着ませんが、モノトーンとなると、むしろ甘いくらいがしっくり。夏こそモノトーンだし、スカートが映えるとき、という感覚がある。カジュアルに転ばせやすい夏。今年も甘い服を白黒で楽しみます。Tシャツ¥5,720(ユー・ドント・ラブ・ミー/フォーティーン ショールーム)スカート¥64,900(マーレット/サザビーリーグ)シャツジャケット¥8,800(ロスコ/アースマーケティング)バッグ¥33,400バングル¥4,990(ともにバナナ・リパブリック)サンダル¥33,000(ピッピシック/ベイジュ)ターコイズネックレス¥42,900〈ハルポ〉シルバーネックレス¥46,200〈インディアンジュエリー〉(ともにロンハーマン)

スタイリスト・大野千歩さん
ベーシック巧者といえば誰もが真っ先に思い浮かべるCLASSY.カジュアルの要。着たときにいちばん輝くバランスづくりに絶大なる信頼が。「白黒は大好き。だけど普通に着ちゃつまらない」が信条で、白黒デーはいつもより甘めなことが多いそう。

見どころのない白黒コーデはノー興味

スタイリスト・乾 千恵さん

モノトーンを〝なんだか素敵〟に見せるには、テクニックが必要だと感じています。白をベースにニュアンスの異なる小粒の黒を随所にちりばめて、ベーシックな中にユルさ、女らしさを意識しました。全身白ってそれだけで華やかだけど、気恥ずかしかったり、のっぺりしたり。黒を脇役に、でも効果的に使うのが私なりのアプローチです。シャツ¥20,900(THIRD MAGAZINE/THIRD MAGAZINE)ニット¥22,000(カオス/カオス表参道)パンツ¥59,400(ポロ ラルフローレン/ラルフローレン)キャップ¥4,180(ニューエラ)サングラス¥36,300(アイヴァン/アイヴァン東京ギャラリー)チェーンネックレス[80㎝]¥51,700 コインネックレス[50㎝]¥24,200 ボールチェーンネックレス[37㎝]¥30,800(すべてマリハ)バングル¥18,700(ワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)サンダル¥31,900〈イル サンダロ オブ カプリ〉バッグ¥37,400〈アトリエアンボワーズ〉(ともにアマン)

スタイリスト・乾 千恵さん
大人フェミニンをつくらせたら右に出るものナシ、リアルに着られるドラマティックなスタイリングにスタッフにもファン多数。「白は大好き。スタイリングでも私服でも黒はあまり着ない」からこその、計算された白黒バランスは必見です。

簡単なようで難しい…気合い入れて向き合う配色

スタイリスト・児嶋里美さん

私のワードローブの大半を占めるといっても過言じゃないのが白トップス。今年の夏は、デコラなディテールのブラウスが気分です。甘い担当の私とはいえ、これだけの要素があれば、ほかはスマートにまとめるくらいで十分。夏を象徴するかごやサンダルでポイント的に色を差し込めば、ちょうどいいアクセントが生まれます。シアーなブラウスはまろみのあるミルキートーンの白。クチュール感漂う一枚を黒のパンツできれいめにまとめたら、夏小物で抜けをプラスして。ブラウス¥52,800(ダジリータ/デザインワークス銀座店)パンツ¥17,600サンダル¥18,700(ともにドレステリア/ドレステリア渋谷スクランブル スクエア店)バッグ¥64,900(カパフ/essence of ANAYI)ピアス¥16,280(リリーズ/フォーティーン ショールーム)

スタイリスト・児嶋里美さん
フレンチシックやガーリーな甘さを表現したいならこの方。色小物使いもとにかくお上手。嘘みたいな小バッグや衣装みたいなデコラな服を平常心で取り入れちゃうプライベートスタイルにも注目が。「白黒こそ妥協しない」そう。

モノトーンだって not シンプル but 派手!

スタイリスト・濱口沙世子さん

コンパクトな上半身で黒、面積大きめな華やかスカートで白、というバランスが、モードで明るいキャラクターに仕上げるコツ。小物もあえての白黒にこだわりました。いつも派手だと思われがちですが、全身モノトーンなことが多いんです。この着こなしもそう。カジュアルさを盛り込んで、スカートの甘さに引っ張られないのがポイントです。ニットキャミソール¥19,800(サクラ/インターリブ)スカート¥35,200(ルル・ウィルビー/アルアバイル)ハット¥21,890(CA4LA/CA4LAプレスルーム)サングラス¥66,220(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)バッグ¥119,900(ピエール アルディ/ピエール アルディ東京)エコバッグ¥6,600(オープン エディションズ/エスケーパーズオンライン)サンダル¥36,300(HEWN/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町)

スタイリスト・濱口沙世子さん
繰り出すスタイリングも自身のルックスも、とにかくHAPPYでポジティブ。感度の高いアンテナと抜群のセンスでベーシックにモード感を盛り込む手腕はピカイチ。「モノトーンでも派手に着たい!」というやんちゃな小物使いに注目。

考えなしで決まる優秀配色はヒネリが大事

スタイリスト・三好 彩さん

スポーティカジュアルって黒の専売特許な感じがしませんか。そこをあえての白ワントーンで夏らしい涼感コーデにまとめました。色味や質感を違え、ベルトまで白。代わりにポイントで黒を効かせて切れ味よく。サマーブラックって最近よく見るテクニックだからこそ、サマーホワイトで脇役に黒。カジュアルに引き寄せやすい夏ならではのバランスです。カットソー¥3,080※ライトグレーとの2枚セット価格(ヘインズ/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)ブルゾン¥24,200(カデュネ/カデュネ プレスルーム)パンツ¥41,800(カオス/カオス表参道)ベルト¥3,960(ソージュ)キャップ¥3,850(ノーマンデー/ノーマンデージャパン)バッグ¥2,420〈キャイキャイ〉バングル¥14,300〈ファシアータ〉(ともにフォーティーン ショールーム)サンダル¥2,900(ハワイアナス/ハワイアナスジャパン)サングラス¥39,600(モスコット/モスコット トウキョウ)ネックレス29,700リング¥17,600(ともにアダワットトゥアレグ)時計¥10,780(コモノ/エイチエムエス アーカイブ ルミネエスト新宿店)

スタイリスト・三好 彩さん
緻密に計算されたスタイリングとていねいな仕事ぶりでコンサバ誌からラグジュアリー誌まで幅広く大活躍。ヒネリの効いたバランスで、白黒コーデも三好ワールドを展開。「小物をガツンで即決まるから白黒は普段から活用してます」。

締め付けのないオールインワンがお役立ち

スタイリスト・平沼洋美さん

夏になるとがぜん着たくなるのがワンピース。それもバフっとした袖の甘いワンピが最近お気に入りです。フェミニンとは縁遠い私が甘さを取り入れるとき、フックになるのが黒。黒なら涼しい顔して取り入れられるし、モードっぽさやクチュール感も感じられる気がします。ストールとグルカで白を差した黒度高めのモノトーンです。ワンピース¥30,800(エトレトウキョウ)バッグ¥34,100(MAISON N.H PARIS/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町)サンダル¥23,100(パスクッチ×デミルクス ビームス/ビームス ハウス丸の内)ストール¥30,800(アソース メレ/アイネックス)サングラス¥43,230(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)ネックレス¥74,800(マリハ)

スタイリスト・平沼洋美さん
シンプルな中にこだわりを詰め込んだこなれベーシックカジュアルが持ち味。リースアイテムは毎度スタッフ間でも評判で、買い取りたくなる率の高さで有名。「なんだかんだ白黒が好き。甘いものも黒ならいけるから、ここぞとばかりに」。

撮影/魚地武大(TENT) スタイリング/荒木里実、大野千歩、乾 千恵、児嶋里美、濱口沙世子、三好 彩、平沼洋美 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc

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