PMSとうまく付き合う方法がわかる！【婦人科医監修】→生理前だからと分かっていても余計な喧嘩をしちゃう私

PMS（＝月経前症候群）とは、生理前に現れるさまざまな不快な症状のことです。 普段は気にならないことに猛烈にイライラしてしまう……といった精神的な症状に心当たりはないでしょうか。 そんな仕事やパートナーシップにも支障が出てしまう、厄介な「イライラ」について。 「PMSへの苛立ちエピソード」を元に対処法を一緒に考えてみましょう。

〈記事監修医師プロフィール〉 『はらメディカルクリニック（不妊治療専門クリニック）』院長の宮﨑薫 ノースウェスタン大学産婦人科（米国シカゴ）研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。

【お悩み】PMSだとわかっていても…

そもそもなぜ、生理前にイライラするの？

お悩みの方のように、生理前になるとイライラしてしまうのは、多くの女性が一度は経験したことがあるかもしれませんね。 では、PMS特有のイライラはなぜ起こってしまうのか？ 妊娠していない女性の場合は徐々に女性ホルモンが低下することで次の生理を迎えるため、女性ホルモンが低下することでPMSがおこります。 女性ホルモン値がもともと高い人ほど急激に下がるため、気分のむらが大きくなる結果に。 またイライラには血糖値の急激な変化、ビタミンやカルシウム不足との関連があると考えられています。 PMSの女性は軽い症状の方を含めても、月経のある女性のうち80％にもなるという研究結果もあり、何も変化のない人の方が少ないと言えます。 誰が悪いわけでもなく、そういう仕組みだということを男女ともに理解し、根性論で片付けないようにしたほうがいいでしょう。

イライラにはどうやって対処する？

PMSだとわかっていてもイライラをコントロールできない…… それならば、コントロールするのを諦め、先手を打つのはどうでしょうか？ 具体的な方法として…… パートナーなど近しい人にはPMSでイライラしてしまうことをアプリなどにスケジューリングして予め伝えておく。 生理前には重要なアポイントは入れない、できる限りリラックスして過ごす、など。 イライラをコントロールしない、イライラする自分を責めない。 そんな自分に優しい対処法が有効かもしれませんね。

イライラがひどい場合は？

イライラがひどく、日常生活で気になるようであれば婦人科へ相談してみましょう。 ホルモン量の問題なので、女性ホルモンの低下によって引き起こされる症状を薬で改善することができる場合もあります！ 1人で抱え込まず、周りの理解を得ながら、うまくPMSと付き合っていきましょう。 （恋愛jp編集部） ※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。