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素肌の個性が生かせる!ノーファンデで楽しむ透明肌のメイク&スキンケア

  • 2022.7.22
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シンプルなスキンケアとがんばりすぎないメイクが私らしくて心地いいんです

自身の素肌を生かして、あえて隠しすぎない“ノーファンデ”で過ごす人が増えています。イノセントなオーラのもち主、モデル・女優の辻千恵さんも、そのひとり。

“肌は、その人の内面を映す鏡”。「何でも無理せず続けられる範囲内でやるのが大事」と語る自然体の辻さんは、肌づくりも自然体です。しっかりカバーして理想の肌をつくり込むのもいいけれど、肌も心も軽やかでいたいから、休日やプライベートの時間は“ノーファンデ”で過ごすのが今の気分だという辻さん。ご自身のファッションやライフスタイルにも、心地よくフィットするのだそう。

そして何よりノーファンデを選ぶのは、「ノーファンデでいられるくらいきれいな肌を保ちたいから」とか。今回はそんな辻さんに、透明肌を保つスキンケアやノーファンデだからこそ楽しめるワンポイントのカラーメイクについて教えてもらいます。

素肌に近いノーファンデだからこそ個性が出る

透明感のある辻さん
最近、長かった髪をバッサリと短くして軽やかになった辻さん。よりいっそう透明感のある肌が引き立ちます

ノーファンデーションメイクは、まったく何も塗らない“すっぴん”というわけではありません。ファンデーションは使わず、下地やコンシーラー、パウダーなど最小限のアイテムで透明感のある素肌っぽい肌に仕上げるメイクのこと。“もともと美しい肌”のように見せてくれるし、自分らしさも表現できるから、近頃は年齢問わずノーファンデ派が増えています。

大学生時代からモデルの仕事を始めた辻さんですが、その頃から休日やプライベートでは、ノーファンデ。「昔からファッションも、デニムにTシャツといったシンプルなスタイルが好き。だから、メイクもナチュラルな方がしっくりくる気がします。バランスがちょうどいいなって」

また、モデルの仕事でいろいろなメイクを楽しめるので、ふだんは肌を休ませたいと思うようになったのだとか。「無理にカバーしてきれいに見せるのは、あまり自分らしくない気がして。だけどメイクで隠せない分、肌の状態は重要。堂々とノーファンデでいられるよう、スキンケアを大事にしようという方に意識がシフトしました」

がんばりすぎないスキンケアで透明感をキープ

ノーファンデが生きる肌コンディションを保つために、辻さんが大切にしているのは、がんばりすぎないスキンケア。「日々の積み重ねが、きれいな肌を育む近道だと思うんです。だからこそ、続けやすいシンプルなケアを心がけています」

保湿ケアは徹底
「肌が乾燥すると不安になるので、夜はベタベタに塗って寝たい(笑)」と辻さん。シンプルでも保湿ケアは徹底しているそう

スキンケアで一番大切にしていることは、保湿ケアだという辻さん。スキンケアに使用するアイテムは、皮膚科で処方してもらった化粧水と乳液、ドラッグストアで購入しているベビーオイルと、たった3つ。

スキンケアの手順もシンプルです。洗顔後、化粧水をつけたら、肌に水分が残っているうちにオイルを塗布。肌の上で化粧水とオイルを混ぜるようなイメージでなじませます。これを2〜3回繰り返し、最後に乳液をつけたら完了。冬はさらにワセリンを重ねることも。
「化粧水とオイルを交互につける方法は、『肌の水分が蒸発しにくくなるよ』と、ヘアメイクさんに教えてもらって以来実践中。オイルは、手軽に買えるベビーオイルがお気に入りです」

そして、洗うケアも、大切なスキンケアのひとつ。「メイクをした日は二度洗い不要のクレンジングフォームを、ノーメイクの日は牛乳石鹸を使用します」

洗顔中の辻さん
「どの洗顔料を使用する場合も、泡立てネットを使ってたっぷりの泡を作ります。ゴシゴシとこすらず手の平が肌に触れないよう優しく洗うのがポイント」

辻さんの透明肌を保つためには、シンプルなスキンケアと同じくらい、インナーケアも欠かせません。インナーケアに目覚めたきっかけは大学入学の際。同時に始めた1人暮らしで親元を離れ、自由に好きなものを食べて好きなように過ごしていたら、急に肌が荒れて驚いたそう。初めてできたニキビにどう対処していいのかわからなかった辻さんは、内側からのケアが大切だと気づきます。「食事を見直したり、しっかり汗をかいたりすることを意識すると、肌の調子も戻りました」

モデルに女優にと活躍中の辻さんは、時間も不規則になりがち。それでも、「無理せず、続けられる範囲内でやることが大事」と、毎日湯船で体を温めて汗をかいたり、8時間以上は睡眠時間を確保したり。特別なケアよりも、自分の体や肌を観察しながら、日々の食事・睡眠・運動を大切にすることを心がけています。

「映画の撮影時などは、3食ロケ弁になることも。なので果物や野菜たっぷりのサンドイッチを作って持参していました。料理は余計なことを考えずに集中できるので気分転換にもなっています」

すっぴんよりナチュラル! 辻さん流ベースメイク

すっぴんのようで、すっぴんじゃない。ナチュラルで魅力的な辻さんの肌をつくるベースメイクは、たったの2ステップで完成します。下地を顔全体と首にのばしたら、パウダーで部分的に押さえるだけ。

パフ
パウダーを塗布するパフは、使うたび毎回洗っているそう。「汚れをそのままにしておくのが気になるんです」。肌に直接触れるものだからこそ、いつも清潔に保つことも透明肌の秘訣

より素肌っぽくナチュラルに仕上げるコツは、パウダーを全体に使うのではなく必要なところに少量だけ使うこと。「顔全体に乗せてマットに仕上げると、首と顔で色や質感に差ができて不自然に。テカりやすいTゾーンや小鼻まわりを軽く押さえる程度にしています」。コンシーラーなどで過剰にカバーせず、多少のそばかすや赤みなどはそのままに、ベースの肌を生かして仕上げるのが辻さん流。

辻さん流ベースメイク
「ナチュラグラッセ プレストパウダー 01」(写真左)は「自分の肌色になじむところが好き。軽やかなつけ心地で、肌を適度にトーンアップしてくれます」。下地は「ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XLプロテクショントーンアップ」(写真右)を愛用

ナチュラルメイクにはワンポイントのカラーメイクが映える!

気負わずに、さりげなくワンポイントでカラーメイクが楽しめるのも、ノーファンデのいいところ。ノーファンデの肌だからこそ映える、カラーメイクについて教えてもらいます。「私はリップをポイントにすることが多いです。ちょっと派手かな?と感じる色でも、ナチュラルに仕上げた肌だからこそ、程よい抜け感があって強い印象になりすぎないバランスも気に入っています」

オレンジのリップグロス
明るいオレンジのリップグロスで、リップにポイントを。ツヤのあるシアーな質感だから、ノーファンデでつくるラフな肌とも相性抜群! つけた瞬間、パッと華やかな印象に

リップにカラーを使う分、眉は素を生かしてパウダーで色を乗せる程度。「その方がバランスがいいし、自分らしいかなと。目元も肌になじむカラーで仕上げます」。肌をつくり込まないからこそ、ナチュラルな肌にワンポイントカラーのバランスが、辻さんの柔らかな雰囲気にもフィット。肌の透明感をさらに引き立ててくれています。

透明感のある辻さん
美容もライフスタイルも、ファッションも、自分らしさを大切にしている辻さん。透明肌とキラキラとした笑顔は、そんな“がんばりすぎない”日々の暮らしの積み重ねから生まれたものでした

「張り切るの、向いてないんです」と笑う辻さん。自然体で飾らない人柄とピュアな笑顔が魅力的な辻さんには、ノーファンデでつくる飾らない肌が似合います。メイクもスキンケアも、楽しみながらがんばりすぎない。メイクでおめかしするのもワクワクするけれど、ノーファンデのリラックスモードも心地いい。自分らしく、オンオフを楽しんでみるのもよいかもしれません。

PROFILE
辻千恵

モデル・女優

1993年佐賀県生まれ。大学時代からモデルとしての活動をスタート。女性向けファッションメディア「mer」のモデルとして活躍するほか、女優として映画やドラマ、CMなど映像作品に多数出演。近作に、映画『男の優しさは全部下心なんですって』『たまつきの夢』『はちみつレモネード』、テレビドラマに『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK)、『スポットライト』(MXテレビ)、『パレートの誤算〜ケースワーカー殺人事件〜』(WOWOW)など。

Instagram:https://www.instagram.com/chie100009/?hl=ja

Twitter:https://twitter.com/tjce1009

CREDIT

取材・文/高野 瞳 編集/柳瀬 礼(Roaster) 撮影/藤井由依

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