賢い人は考えてから話す。愚か者は...　地球の歩き方「旅の名言＆絶景シリーズ」インド編が深い。

賢い人は最初に考えてから話し、
愚か者は最初に話してから考える。

ドキッとするような言葉とともに紹介されているのは、15世紀に建てられたモスク、マスジット・アル・ラスール・アル・アダムだ。

『地球の歩き方』の新シリーズ「旅の名言＆絶景シリーズ」には、美しい景色と前向きになれる名言が集められている。このたび、インド編とアラブ編が仲間入りした。自分探しの旅に訪れる人も多いインドやエキゾチックで魅力的なアラブには、どのような名言があるのだろうか。

ここでは、見どころをいくつか紹介しよう。

まずはインドから。ヴェーダ（サンスクリット語で知恵の意）の精神が息づくインドの名言と、極彩色の絶景が収録されている。5つのテーマに合わせた名言と絶景写真を、「地球の歩き方」ならではの解説とともに紹介していく。

「成功と失敗はどちらも人生の一部。そしてどちらも一時的なものです。」

ボリウッド界の大スターによる名言とともにジャイプルにある色鮮やかな「風の宮殿（ハワー・マハル）」を紹介。共感性が高く、自分に当てはめて受け止めることができる。

「勇気を出しなさい。そうすれば、すべての人はあとに続くでしょう。」

インドを独立に導いた政治家のネルーによる言葉だ。ミーナークシー・アンマン寺院の精巧な彫刻とともにお届け。

「欲望、怒り、貪欲。これは自己を破滅させる、三種の地獄への門である。」

ヒンドゥー教の聖典からの言葉だ。幸せに生きるために大切な考え方を、インドらしいガンジス川の景色とともに。

アラブ編では、厳しくも美しい自然とともに培われたアラブの人々の生きる知恵を5つのテーマで紹介していく。

「旅行――それはあなたのことばを失わせるが、あなたを物語の語り手に変える。」

14世紀のアラブの大旅行家イブン・バットゥータの名言だ。サハラ砂漠の風景には旅心がくすぐられる。

「ゆりかごから墓場まで知識を求めてください。」

マラケシュのシンボルともいえるジャマ・エル・フナ広場の写真とともにお届けするのは、知識を求めることの大切さだ。

旅行の前に、文化やその国の精神からその国へ興味を持つきっかけになるシリーズだ。今の私たちでも大切にしておきたい言葉がたくさんある。