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CLASSY.カバーモデル松島花の「プロフェッショナル」【無駄を削ぎ落とした、オールブラック】

  • 2022.7.16
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花ちゃん連載も早いもので7回目。今回はスタイリストの斉藤美恵さんをゲストにお招きしました。辛めでシンプルが好き、おしゃれのためなら頑張れる、という共通点をもつふたりならではのこだわり炸裂。大人の階段を上る私たちの参考になる、似合うもの好きなものについてのアツいトークです。

今回のゲストは…スタイリスト・斉藤美恵

Profile
商社・アパレルなど勤務後、専業主婦を経てVERYのライターからスタイリストへ転身。CLASSY.やVERYなど女性誌をはじめ、WEBメディア、ブランドカタログと、幅広い分野で活躍。洗練されたスタイルの中に遊び心が垣間見える、まさに大人のシンプルカジュアル巧者。

花ちゃんらしさにフォーカスして、潔くオールブラックを提案したい

花:美恵さんとはプライベートでのあるご縁がきっかけなんですよね。
斉藤:そう、以前住んでいたのが同じマンションでしたよね。
花:ブランドのお仕事でお会いしたことがありますけれど、美恵さんらしいスタイリングは先日のCLASSY.がお初。古着のデニムを使った大人のカジュアルがとにかく新鮮でツボで、私、好きだー!って思いました。美恵さんの〝スタイル〞が確立したのはいつごろですか。
斉藤:うーん…だんだんと。若いころは、いろいろトライしたし、お給料を最初の1週間で使い切るほど買い物もしちゃったり。当時は変わる部分と3、4割の変わらない部分だったけれど、今では変わらないのが10割。遊びがないとも言えるけれど、これが自分らしいと思っています。
花:決して無難じゃない、どこかやんちゃなシンプルが美恵さん的。
斉藤:考えないで決まるワンツーの着こなしが好きなのですが、そのためにはひとつひとつ、アイテム選びの精度を上げるのが大事。じっくり選んで納得したものを手に入れたいから、セールも行かないの。
花:美恵さんがスタイリストになったきっかけも聞いてみたいです。
斉藤:スタートはVERYのライターです。編集の方に声をかけていただきました。そのうち自分のページは自分でスタイリングまでするようになって、1年ほどで専業のスタイリストになりました。ライターだったら続いてませんでした(笑)。
花:スタイリストになるべくしてなった、という感じなんですね。

主張のある黒の服を重ねればパーソナルな魅力がグッと際立つ

タンクトップ¥8,800(アストラット/アストラット 新宿店)パンツ¥36,850(ザ リラクス)ピアス[左]¥44,000リング各¥72,600(すべてMARIA BLACK/ショールームセッション)

花:このスタイリング、シンプルだけど、キャラが立っていて大好きです。
斉藤:花ちゃんのデイリースタイルを見てきた私としては、パーソナルな部分やスーパーモデル感がポンと出てくるのがいいなと。そこで潔く黒を選びました。
花:芯のある大人の女性という感じ。
斉藤:とにかく削ぎ落とすことを第一に、タンクと太パンツでストイックに。それぞれ定番ではあるけれど、ショルダーやウエストにデザインが入っているものを選ぶことで、サラッと着るだけでスタイルを表現できるから。
花:手抜きに見えるか否かって紙一重。つい盛ってしまいがちだけれど、シンプルだからこそのよさってあると思う。
斉藤:花ちゃんの品のよさとポテンシャルで、変なほうには振れないのがわかっていたの。ちょっと肌を出してもいやらしくならないでしょう。
花:職業柄、いろんなテイストを受け入れるようにしていますが、やっぱりクールなスタイリングはしっくりきます。
斉藤:花ちゃんのインスタを見ると甘いものもよく着ているけれど、私はこっちの辛口な花ちゃんが好みなの(笑)。

撮影/伊藤彰紀(aosora) モデル/松島 花 スタイリング/斉藤美恵 ヘアメーク/森野友香子(perle management)取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc

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