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長野県・小諸〜軽井沢の一泊プチ旅行記。(Airi Nakano)

  • 2015.10.14
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この3連休、家族で長野県の小諸から軽井沢あたりにプチ旅行に出かけてきました。見所の多い長野県ですが、木々が彩り始めるこの季節もまた、とても美しくて私は大好きです。素晴らしい景色と美味しい空気に癒された旅の一部をご紹介いたします。

偶然入った、ジョン・レノンゆかりのカフェ。

今回の長野旅行の幕開けを迎えたのは木々の中にひっそりとたたずむカフェ、離山房。元々今回の旅では私の両親が、ジョン・レノンが愛したというカフェを訪れたいと熱望していました。そして長野県に到着してすぐ、その住所を改めて検索する間でもなく、兄が車中から「雰囲気が良いから入りたい!」と見つけて入ったこのカフェこそ、まさにその念願の場所。思いがけず旅の目的を1つ、早々に果たすことができました。そんな思わず引きつけられるような味わい深い佇まいの離山房は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が息子のショーンとともに夏の休暇に訪れたことでファンの間ではとても有名となりましたが、彼らが愛した静謐さは今なお残されています。美味しいコーヒーとケーキをおともに、ゆったりと心やすらぐ時間を過ごすことができました。

島崎藤村が足しげく通った一軒宿、中棚荘に宿泊。

今回宿泊したのは、長野県小諸にある一軒宿、中棚荘。『破戒』『春』などで有名な詩人・小説家の島崎藤村が7年にわたり足しげく通って入浴したといわれる歴史ある温泉宿です。まず始めに出迎えてくれるラウンジで目に入るのは、沢山の本に囲まれた暖炉。まだ10月とはいえ、やはり長野の山の中。寒さが身にしみていたので、この光景にほっとくつろげました。ラウンジではコーヒーなども楽しめて、朝晩ゆっくりと過ごせる憩いの場となっています。そして、何と言ってもおすすめは、10月から5月頃にかけての「初恋りんご風呂」。島崎藤村の有名な詩『初恋』にちなんで、本物のリンゴがいくつもぷかぷかと浮かべられた木造の湯船で温泉につかれば、日頃の疲れもしっとりと癒されます。温泉が高台に位置しているので、露天風呂から見る景色も素敵でした。

2日目、まず訪れたのは小諸の懐古園。

曇り空で寒かった1日目が嘘のように、2日目は快晴に恵まれました。まず出かけたのは、宿からほど近くにある小諸城址、懐古園。こちらもまた島崎藤村ゆかりの地で、「千曲川旅情の歌」の冒頭にも登場する場所です。現在まで残る小諸城の遺構や山本勘助が愛用した鏡石、寛保の大洪水の後に掘られたという荒神井戸など、歴史的なものも趣深く眺めていてとても楽しいのですが、何と言っても思い出深いのは、水の手展望台から見下ろしたこの景色。日本一長い川、千曲川(信濃川の一部です)が鬱蒼と覆い繁る木々の間をうねりながら流れていく光景は、とても美しくしみじみと見入りました。

旅の最後は、旧軽井沢銀座商店街で食べ歩き。

2日目の最後は旧軽井沢銀座商店街をプラプラ。あまり長い時間滞在出来なかったので、レストランには入らず、商店街を歩きながら目に入った物をちょっとずつ食べて楽しみました。腸詰屋でミニホットドッグや生ハムを堪能した後は、有名なミカドコーヒーのモカソフトをぺろり。唯一お店に入ってたべたのは、銀座商店街から路地を入ったところにある昭和35年創業の老舗やきとり屋、わかどり。40分ほど待った後、名物のむしりを美味しくいただきました。

参照元:VOGUE JAPAN

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