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野菜の甘味を爽やかに楽しむ"野菜とシークヮーサー"

  • 2022.7.13

蒸し鍋でじっくり熱を通すことで、野菜本来の甘さや旨味が引き出されます。その力強い味わいの野菜に、シークヮーサーの酸味と香りが相性抜群です。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。

野菜の甘味を爽やかに楽しむ"野菜とシークヮーサー"

■“春野菜とシークヮーサー”のつくり方

同じ耐火鍋ですが、市川孝さんの蒸し鍋は、見るからに温かな風合い。保温性のよい厚手の鍋に蒸し皿がセットになっていて、おかひじき、芽キャベツ、ロマネスコ、ケールなどをのせて火にかけます。タジン鍋のように背が高い蓋は、蒸気が対流するのでじんわりと効率よく加熱することができるのです。じんわりと加熱された野菜は、本来の甘さや旨味が引き出されて抜群のおいしさに。ワインビネガーとはちみつ、柑橘果汁を合わせたソースや、オリーブオイル、塩でいただきます。今回は完熟のシークヮーサーを使ったら、なんとも爽やかなおいしさになりました。


◇材料 (つくりやすい分量)

春野菜:食べたい分(ロマネスコ・ケールの菜の花・葉玉ねぎ・かぶ・芽キャベツ・おかひじきなど)
★ ソース:
・ シークヮーサー果汁:大さじ3(または好みの柑橘果汁)
・ 白ワインビネガー:大さじ1/2
・ はちみつ:小さじ1
・ EXV.オリーブオイル:大さじ1
塩:適量


(1)蒸す
春野菜は、蒸気の上がった蒸籠などでそれぞれの好みの歯ごたえになるまで蒸す。

(2)ソースをつくる
シークヮーサーの果汁にワインビネガーとはちみつを混ぜ合わせ、オリーブオイルを細く垂らしながら加え、よく混ぜ合わせる。

(3)塩をふる
塩を1の野菜にふり、ソースをかけていただく。

春野菜とシークヮーサー
春野菜とシークヮーサー

――教える人

「オカズデザイン」

2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。


この記事は技あり!「四季dancyu 春のレシピ」に掲載したものです。

文:藤井志織 写真:伊藤達也

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