1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. <困ったママ友>もっと褒て欲しい…ママ友の子どもの写真を勝手に使ったことは伏せ、まさかの行動に…

<困ったママ友>もっと褒て欲しい…ママ友の子どもの写真を勝手に使ったことは伏せ、まさかの行動に…

  • 2022.7.12

幼稚園の園庭開放イベントで出会って仲良くなった、れも山さん、めろ田さん、もも里さん。もも里さんとめろ田さんはれも山さんから子どもの写真入りキーホルダーをプレゼントされます。それを見たもも里さんの義妹がキーホルダーを欲しがり、れも山さんがやっているキーホルダー制作のネットショップを探してみると、そこにはもも里さんの子どもの写真や個人情報が勝手に掲載されていたのです……。

もも里さんは仲がこじれることを覚悟して、れも山さんと話をすることに決めました。もも里さんが理由を聞くと、元々は、デザイン関係の会社で働いていたけど、妊娠を機に退職。独身時代と違って自由に使えるお金が少ないことに不満があって、少しでもお小遣いになればと、SNSで小物の販売を始めたけど思うように売れなかったこと。

そんなときに、2人の為に作ったキーホルダーを眺めていると、もも里さんの娘さんは客観的に見ても可愛いので、試しにサンプル画像を変えてみようと思いつき、軽いお試しのつもりで替えてみたと話てくれました。さらにれも山さんの話は続きます……。

もっと褒められたい

後日、写真入りキーホルダーを2人に渡しました。

“2人とも喜んでくれて私もうれしい♪”

さらに、お礼までしてくれるという2人に、本当に見返りは求めていなかったれも山さんですが、その気持ちをありがたく受け取ることにしました。

そこでまた、キーホルダーを「お店で売っているやつみたい!」と2人に褒められて……

“だよね!!!”と心の中で思いました。

“だって、本当はお金をもらって販売しているものだから。そのことを知ったら2人はどう思うかな? もっと私のことをすごいって思ってくれるかな?”

そんな、自己顕示欲とか、承認欲求に似た感情がれも山さんの頭をよぎります。

“言っちゃおうかな?あ、でもちょっと待てよ……”

“そういえば、サンプル画像をもも里さんの娘さんの画像に変えちゃってた……

まずいかな……?”

考え込んでいると、慌てたように2人がフォローしてくれて……。

“感じ悪いと思われたかな?誤解されないように言っちゃう?

2人ならきっとスゴイ!!って認めてくれるはず!

でも、勝手に写真を載せていることはちょっと後ろめたい……”

“2人がSNSをしていたら口を滑らせるわけにはいかないし、画像もすぐに削除しなきゃ

だけど、SNSをしていないなら私のアカウントを見ることもないだろうし、確認してから言うか言わないか決めよう”

“2人ともきょとんとしてる。SNSに馴染みがない、そもそも知らないって感じ。それなら安心!”

れも山さんは、嫌味にならない程度にサラッと打ち明けてみることに……。

れも山さんが想像していた通り、2人とも「すごーい!!」と目を輝かせていました。

日頃、他人から褒められる機会があまりなかったので、うれしくなりました。

その日の夜、“そういえば今日は出かけていてSNSのチェックをしていなかったな〜”と思い、画面を開くと……。

れも山さんは目を疑いました! これまでとは桁違いの依頼数。

“一体、なんで???”

ママになると“やって当たり前”と思われることが増えて、周りから褒められる機会が減ってしまうと感じている人も多いですよね。自己肯定感が下がってしまった時、皆さんはどうしていますか?


著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる