長瀞町「小さなホテル　セ・ラ・ヴィ」：露天風呂付き森のオーベルジュで過ごす優雅な休日

「長瀞に素敵な場所があるので是非行ってみて。」

ありがたいご縁をくださったのは、前回ご紹介しました寄居町の「アトリエRIKA」さん。

地元の旬のお野菜を中心に素材の味を味わい尽くせる、オーベルジュホテルです。目の前にはゆったりと荒川が流れ、四季折々の自然が美しく風光明媚な「長瀞オートキャンプ場」の敷地内にありました。

ホテルの名前のごとく、客室は5室と少なめ。少なめだからこそ、オーナーが部屋ごとにこだわって選び抜いた調度品がちりばめられ、美しく贅沢な空間が広がります。

記念日にお洒落して、美味しい食や森の空間を満喫したい方や、アンティークレトロ家具やアートが大好きな方に是非お勧めしたい宿です。

車の場合、関越自動車道「花園IC」で降りて20分ほど。電車の場合、秩父鉄道の「野上」駅から徒歩20分ほど。予約の際「送迎希望」と伝えると、野上駅まで迎えに来て下さるそうですよ。コトコトの～んびり。電車に揺られて訪ねるのも良いですね。

では中に入ってみましょう。こんにちは～。出迎えて下さったのは、ソムリエの福島さん。

チェックインをしてから、こちらでとっておきの一杯を。そんな妄想に駆られる、ムードあるバーカウンターです。福島さんに館内の魅力を案内していただきまして、その中で、私が最も魅力を感じたベスト３をお伝えしたいと思います。

外の自然と館内が、まるで一つの絵のように溶け込み、アートを感じるレトロな空間に感動。

全てオーナーがひとつひとつ、吟味して選んだものばかり。玄関にはじまり、食堂、客室、すべてにおいて妥協のない細やかな美意識が光ります。

もとはバスタブだったという、くじらのオブジェを薪入れに。心憎い演出です

アンティーク家具が好きな方には、たまりません。

こちらは食堂から出たテラス。ここで美しい景色をみながらお茶を飲んだり、本を読んだり。心地よい時間が過ぎてゆきます。

さらに嬉しいのは、5室ある客室のうち、4室は温泉の露天風呂付きなこと。こちらも部屋ごとにタイプが異なります。

ちょっと見えづらいのですが、突き当りが露天風呂。手前がゆったりくつろぐ屋外のスペースです

こんなタイプもあります

お部屋の露天風呂に入りながら、ゆったりと秩父の美しい森を満喫できるなんて最高ですよね。外には貸し切りの露天風呂もありまして、美しい森に囲まれ、思いきり森林浴を楽しめるのも魅力です。

秩父といえば、世界の誇るウイスキー、ベンチャーウイスキーのイチローズモルト。

こちらでは、なかなか手に入りにくいイチローズモルトをはじめ、秩父の兎田ワイナリーのワインなど、地元のお酒も豊富にラインナップ。ソムリエの福島さんが、季節・お料理やお客様の好みに応じて、とっておきを紹介してくださるのも魅力です。

グラスは、地元長瀞町界隈の作家さんによる個性的な吹きガラスを中心に揃えられ、お気に入りの作家さんのグラスを見つける楽しみも生まれそうです。

ダンスをしているグラス。カクテルにもよく似合うとか

いかがでしたか。夏休み、森に囲まれた別荘ライフのような休日を、大切な人とゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

「小さなホテルセ・ラ・ヴィ」住所：埼玉県秩父郡長瀞町井戸419－1 TEL：0494-66-3168 アクセス：秩父鉄道野上駅より徒歩20分 https://ceravie.com/