「お前はダメ嫁だ」姑を引き合いに出してくる夫にブチ切れた話

誰かと比較されるのって、決して良い気持ちがしませんよね。その相手が、姑だったとしたらなおさらです。今回は、友人女性の体験談を紹介します。

友人は、真面目な看護師です。数年前、彼女は同い年の男性と結婚しました。相手は年収も平均的なサラリーマンだったために、彼女は共働きの道を選びました。

結婚後に、彼女は夫の生まれ育った環境を知り驚愕しました。なんでも、夫の実家は資産家とのことで、夫自身かなりのお坊ちゃま育ちをしていたのです。

また、姑も元は社長令嬢だったとのことで、根っからのお嬢様でした。ピアノやバレエ、そして茶道などの嗜みを身に付けた姑は、セレブな雰囲気を放っていました。

そして姑はなにかと「あなたは、庶民の家のお嬢さんなのに、よくうちの息子と結婚できたわね」と嫌味を言ってきたそうです。

現在は夫も平凡なサラリーマン。2人の暮らしぶりは一般レベルのハズでした。ですが彼女は、夫がちょくちょくブランド服を買っていることに気が付きました。

借金でもしているのかと心配になって問い詰めてみると、なんでも夫は姑に直接お小遣いをもらっているとのことでした。

夫には贅沢が身に着いているようで、彼女は複雑な思いでそれを聞いていました。

そしてある日、決定的な出来事が起こってしまいました。仕事が終わって帰宅した夫は、夕飯を作っている友人の前でとんでもないことを言い出しました。

「なんだ！まだ夕飯ができていないのか！僕のママは、料理教室でプロ並みの技術を身に付けて、素早くおいしい料理を作ってくれたっていうのに！お前は本当にダメ嫁だな！」

これを聞いて、彼女も我慢の限界に達しました。専業主婦で時間のあった姑と、共働きで家事を全て行う彼女を比べるなんて、あまりにも失礼です。

友人は、そのまま家を飛び出し、その日はビジネスホテルに泊まりました。現在は、離婚調停中とのことです。

身の程知らずの夫はサッサと見限り、新しい出会いを見つけて欲しいです。

ftnコラムニスト：六条京子