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「窃かに」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.11.8
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今回ご紹介する言葉は「窃かに」。

「剽窃(ひょうせつ)」や「窃盗(せっとう)」のように使われる「窃」に送り仮名を付けたものですが、一体なんと読むのかわかりますか?

みなさんも一度は使ったことがあるはずの言葉ですよ。

「窃かに」の読み方!

では、早速「窃かに」の読み方を発表します。

「せつかに」と読んだ方は、不正解!

「窃」には「窃む(ぬすむ)」という読みもあるので、なんとなく悪い言葉に使われるイメージがありますが、決してそうではありませんよ。

「窃かにあの子へ思いを寄せる」や「窃かにプレゼントを用意してサプライズをする」などのように使う事が多いでしょう。

もちろん「窃かに物を盗む」のように、悪いことを表すときにも使われます。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ひそかに」でした!

「窃かに」の豆知識

ほかの漢字では、「密かに」や「秘かに」、「私かに」と書くこともできますよ。

では、「窃かに(ひそかに)」とはどういう意味なのか、辞書で調べてみましょう。

他人に知られたくないように物事を行うさま。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1467

 

引用にあるように、他人に知られたくないことって意外とありますよね。

「窃かに」はそのようなときに使用する言葉です。

ところで、なぜ「窃」が「ひそかに」や「ぬすむ」という意味をもつ漢字として使われるようになったのでしょうか。

「窃」はもともと「竊」という漢字が使われていました。「竊」に含まれている「禼(せつ)」とは、小さな虫が集まっている様子を表すもの。

米に虫が集まり、いつの間にか米を食べられている様子から「竊」の漢字が作られ、現在は簡略的に書き表した「窃」」が使われるようになりました。

まとめ

いかがでしたか?

「窃かに」は「ひそかに」と読みます。

少し難しい読み方かもしれませんが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

 

参考文献:常用字解[第二版]