単位には、「センチメートル」や「グラム」、「リットル」などいろいろなものがありますよね。実は、これらに漢字表記があることはご存知でしょうか。
今回は、その1つである「呎」をご紹介します。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「呎」の読み方!
では、早速「呎」の読み方を発表します。
「尺」と似ていますが、「しゃく」と読んだ方は、不正解!「呪」にも似ていますが、もちろん「のろう」や「しゅ」でもありません。
ここで少し、ヒントを出しましょう。
実は、日本ではあまり使われていない単位です。アメリカやミャンマーなど、一部の国でしか見かけません。
「センチメートル」は「cm」、「グラム」は「g」と表すように、「呎」は「ft」と表されます。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「フィート」でした!
「呎」の豆知識
「フィート」という単位は聞いたことがある方でも、まさか漢字で書けるとは思ってなかったという方が多いのではないでしょうか。
では、「呎(フィート)」とはどのような単位なのか、辞書で詳しく調べてみましょう。
ヤードポンド法で、長さを表す単位。一フィートは一二インチで、三〇.四八センチメートル。記号はft
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1505
「呎」を日本人が使い慣れている「センチメートル」に換算すると、とても中途半端な数字になってしまうんですね。
ちなみに、「呎」以外にも多くの単位は漢字で書くことができます。
「センチメートル」は「糎」、「グラム」は「瓦」、「リットル」は「立」と書くことが可能です。
まとめ
いかがでしたか?
「呎」は「フィート」と読みます。
日本人にはあまり馴染みがない単位ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!