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「短夜」=「みじかよる」?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.7.14
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夏になると、夜の7時を過ぎてもまだまだ明るいことが多くなりますよね。

明るい時間が長いので、一日がなんだか長く感じることもあるのではないでしょうか。

さて、今回は夏に関する言葉から、「短夜」をご紹介します。今回は4文字で読み方を考えてみてくださいね。

一体なんと読むのかわかりますか?

「短夜」の読み方!

では、早速「短夜」の読み方を発表します。

「たんよる」と読んだ方は、不正解!もちろん「たんよ」でもありませんよ。

かしこまった手紙を書くときに「拝啓、短夜の候」と使ったり、詩を詠むときに季語として入れたりすることが多いでしょう。

ここで1つ、ヒントを出します。

「短」は「みじかい」、「夜」は「よる」と使うことが多いですよね。「みじかい」と「よる」を組み合わせると「短夜」の読み方が出てきますよ。

さあ、そろそろわかりましたか?

正解は「みじかよ」でした!

「短夜」の豆知識

「みじかい」の「みじか」と、「よる」の「よ」を組み合わせて「みじかよ」になります。

では、「短夜(みじかよ)」とはどういう意味なのでしょうか。

夏の、短くて明けやすい夜。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1665

 

夏は暗くなるのが遅く夜が明けるのが早いため、その分だけ夜の時間が短くなります。

「短夜」はそのような様子を表す漢字です。

ちなみに「短夜」は、「たんや」とも読みます。意味は「みじかよ」と読むときと同じです。

ところで、「夜」という漢字がどのように作られたかご存知ですか?

「夜」は「大」と「月」を組み合わせたものです。

「大」は手足を広げて立つ人の様子を表したもの。「大」と「月」を組み合わせることで、立っている人の脇の下から月が見えている様子を表しています。

「月」が見えている時間帯は暗いので「よる」を表す漢字として使われるようになりました

まとめ

いかがでしたか?

「短夜」は「みじかよ」と読みます。

「たんや」とも読みますので、この機会にぜひ両方とも覚えておいてくださいね!


※参考文献:常用字解[第二版]