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「蓋し」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.7.23
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「臭いものには蓋をする」「鍋の蓋を開ける」のように、「ふた」という読みで使うことの多い漢字「蓋」。実は、こちらのほかにも訓読みがあるんです。

そこで、今回はその1つである「蓋し」をご紹介します。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「蓋し」の読み方!

では、早速「蓋し」の読み方を発表します。

もちろん「ふたし」ではありませんよ。「蓋」は音読みで「がい」と読みますが、「がいし」も不正解です。

ここでヒントを出しましょう。

「蓋し」は副詞として使う言葉です。「蓋しその通りだ」「蓋し名言といえる」のように使うことが多いでしょう。

ただし、日常生活で「蓋し」を使うことはあまりないかもしれません。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「けだし」でした!

「蓋し」の豆知識

「ふた」のイメージが強い「蓋」からは想像もできない読み方でしたね。

では、「蓋し(けだし)」とはどういう意味なのでしょうか。

文頭に置き、確信のある推定を表す。思うに。おそらく。たしかに。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.537

 

辞書の引用を参考にすると、上のヒントで出した「蓋しその通りだ」「蓋し名言といえる」は、それぞれ「おそらくその通りだ」「まさしく名言といえる」といった意味になりますね。

ところで、「蓋」にはまだまだ難しい読み方がたくさんあるんですよ。

「蓋う」、「蓋い」、「蓋」。それぞれなんと読むのかわかりますか?もちろん「蓋」は「ふた」以外で考えてみてくださいね。

正解は「おおう」、「おおい」、「かさ」でした。

全部読めた方はスゴいです…!

まとめ

いかがでしたか?

「蓋し」は「けだし」と読みます。

「ふた」と読むことが多いですが、この機会に「けだし」もぜひ覚えておいてくださいね!