アスファルトに咲く花を見て...夢も野望もない18歳男子が見出した“生きる理由”

ショート創作漫画やエッセイ漫画、生まれて初めて「生きること」の意味と向き合った就活体験記をTwitterやnoteで発信している、Fuki（@fuki_bee_stripe）さん。

高校生活も終わりに差し掛かる頃、二人の少年が将来についての話をしています。まだ夢や野望がないなか、“生きる理由”が欲しいという片方の少年。

そこで、彼らのいる「街」から見出した“生きる理由”の意味とは…？

おれたちの理由

少年は、この街には「理由」がありすぎると言いますが、アスファルトに咲いている花は、高層ビルと同じような大きな「理由」があって生まれた訳ではないそう。「生きる理由」がまだわかっていない彼らは、この花はどこか自分たちと似ていると実感します。

しかし少年は、アスファルトの花のように、「誰かが解釈しなければ通り過ぎてしまうような些細な理由で、この世界に誰もが等しく生きている」と思うと安心するそう。少年たちは「理由」だらけのこの町で、かすかに愛おしい「理由」のほうで明日からも生きていくのでした。

高校生活が終わる頃は、人生の中で将来について考えるようになる時期でもありますよね。この少年たちのように、「生きる理由」を探し求めた人、もしくはまだ探している人も多いのではないでしょうか。

私たちが目に見えているものや人は、すべて「理由」があって存在しているように見えますが…。アスファルトの花のように、明確で大きな理由はないけれど、些細な存在でいることも立派な「生きる理由」なのではないでしょうか…？

Twitter：Fuki（@fuki_bee_stripe）