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初めて見た…!難読漢字「釵」はなんと読む?→夏に活躍するアクセサリーの名前です

  • 2022.7.24
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夏や秋頃は、お祭りがよく行われる季節ですね。

浴衣を着ておしゃれを楽しみつつ、屋台で美味しいものを食べたり花火を見たりするのが醍醐味でしょう。

今回は浴衣と合わせて使うことのあるアイテムを表す漢字から、「釵」をご紹介します。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「釵」の読み方!

では、早速「釵」の読み方を発表します。

「金」と「叉」から連想すると「きんしゃ」と読めそうですが、こちらは不正解!

もちろん「きんまた」や「かなまた」でもありませんよ。

ヒントは、髪の毛にさして使う飾りのことです。

長い棒の先にとんぼ玉やリボンがついており、髪の毛にさすだけで一気に華やかな雰囲気になります。

浴衣だけでなく、着物や袴を着るときにも使いますよ。普段使いできるようなカジュアルなものもあるため、日常のおしゃれとして使うことも可能です。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「かんざし」でした!

その他、「釵」は「さい」や「さ」と読むこともあります。

「釵」の豆知識

「かんざし」を漢字で書くことはあまりないので、答えを知って驚いた方もいるかもしれませんね。

ほかの漢字で「簪」や「笄」、「鈿」などと書くこともできます。

ちなみに、「かんざし」は女性がつけるものというイメージがあるかもしれませんが、男性用のものも売られているんですよ。

もともとは男性も「釵」をつける習慣がありましたが、鎌倉時代に入ってから徐々につけなくなったそうです。

ちなみに、今は髪飾りとして用いられている「釵」ですが、江戸時代にはいざというときに相手を刺すための護身用具としても使っていたとか。

今では考えられませんね。

まとめ

いかがでしたか?

「釵」は「かんざし」と読みます。

普段はあまり見かけない難しい漢字ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!


参考文献:『日本大百科全書(ニッポニカ)』/小学館