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【成功者に聞く!】-25kgに成功したコーチが語るダイエットのウソ、ホント。

  • 2015.10.11
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【成功者に聞く!】-25kgに成功したコーチが語るダイエットのウソ、ホント。

【全員美女化計画】vol.39 文・藤田佳奈美

あのダイエットって本当に効くの?

気づいたらリバウンド……オーマイガーッ! 「筋トレすると基礎代謝が上がって痩せやすくなる」「炭水化物を抜くと痩せる」「部分痩せは可能」……ダイエットにまつわる噂は枚挙に暇がありません。できれば専門家の正しい意見を聞いてから実践したいですよね。

そこで、著書に『なぜ美人はケーキをがまんしないのか』(毎日新聞出版)や『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』(かんき出版)を持つ、ダイエットセラピスト・小林一行さんに、「ダイエットの都市伝説のウソ・ホント」について聞いてみました。

小林一行さん

小林一行さん。ダイエットセラピスト。日本ダイエット健康協会認定インストラクター。国際メンタルセラピスト協会認定メンタルセラピスト。過去にストレス太りで23kg増加するも、意志の弱い自分でも続けられる簡単なダイエット法を独自に編み出し、2年で25kgのダイエットに成功した。

筋肉を鍛えるよりも○○を食べるほうが痩せる!

筋トレもランニングもあまり痩せない!?都市伝説1:筋肉をつけて基礎代謝を上げると痩せる?
―よく「筋肉をつけると基礎代謝が上がり痩せやすくなる」と言われますが、それは本当ですか? 特に太ももに大きな筋肉がついているから、スクワットをして内転筋を鍛えるといいとか……。

「まったく痩せないわけではないのですが、筋肉が占める基礎代謝量は全体の22%しかありません。なので筋肉を鍛えてもそれほど基礎代謝量は上がらないのです。それよりも多くのエネルギーを使う基礎代謝は“内蔵”。内蔵は38%もの基礎代謝量を占めるので、筋肉を鍛えるよりも内臓を鍛えたほうが、遥かに効率的に痩せることができるでしょう。もちろん筋肉を鍛えることに越したことはないのですが、女性は男性に比べて筋肉がつきにくい体質なので、筋肉をつけて痩せるのはなかなか難しいと思います」

―男性と女性の体は仕組みが違うから、筋肉を鍛えて基礎代謝をアップさせるダイエット法は非効率かもしれないんですね……。

「男性と女性のダイエットにおける決定的な違いは“脂肪の質”。男性は内臓脂肪が多く、女性は皮下脂肪が多いのですが、皮下脂肪は筋肉を鍛えるだけでは落としにくいと言われています。皮下脂肪を燃焼させるには、ウォーキングや水泳などの“有酸素運動”がオススメ。女性よりも筋肉量が多い男性には不向きなダイエットなのですが、皮下脂肪が多く筋肉量が少ない女性にはピッタリです」

内臓の基礎代謝を上げるには?

―なるほど。女性のダイエットは、筋肉を鍛えるよりも有酸素運動が大切なのですね。ちなみに、先ほど「内臓を鍛えると痩せる」とおっしゃっていましたが、内蔵ってどうやって鍛えたらいいのですか?

「実はとても簡単で、内蔵の動きを活発化させる『野菜・海藻・キノコ』や『納豆・キムチ』を食べればいいのです」

―えっ! たったそれだけ!?

「もちろん、ほかにも気を付けてもらいたいことはありますが、内蔵を鍛えるという点では、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んだ食材や発酵食品を積極的に摂ることでOK」

―筋トレするよりキムチを食べるほうが効率的に痩せられるだなんて……!

「さらに内臓脂肪は血中に溶け出しやすい性質があるため、脂肪が燃焼されやすいのです。女性は男性に比べて内臓脂肪は少ないですが、内臓を鍛えることで基礎代謝をアップさせ、さらには内臓脂肪を落とすこともできるので、ぜひ食事に取り入れてみてくださいね」

―ダイエットに効果のある高級なサプリメントや市販のスムージーは、コストがかかるのでなかなか続けられませんよね。これらの食材だったら、毎日でも取り入れられることができるので嬉しいです。

食べ順も大事だった!

「できるだけ食事の最初のほうに食べるといいですよ。『食べ順ダイエット』がありますが、私もそれを推奨していて。いきなりパンやごはんなどの糖質主体のものから摂取すると、血糖値が一気に上昇し、インスリンが必要以上に分泌され、糖分を脂肪として蓄積してしまいます。なので汁物からはじまり、副菜、メイン、ごはんという順番で食べましょう。キムチやキノコ類は最初に食べても大丈夫です」

―今日からやってみます!

部分痩せだけ意識しても意味がない!

ふくらはぎだけ痩せたいけど、やっぱり無理? 脚痩せやお腹痩せなど、部分的に痩せたいと思う人は多いはず。でも部分痩せって本当にできるモノなのでしょうか? さっそく聞いてみました。

都市伝説2:部分痩せって可能なの?

―女性はパーツのシルエットにこだわりが強く、たとえば「あとふくらはぎが数センチ細かったら……」と思って脚のマッサージをする、なんて人が多いのですが、果たして部分痩せは可能なのでしょうか?

「体重を落とすダイエットをした上で部分痩せダイエットを兼ねるのであれば可能です。逆を言うと、部分痩せだけを目指しても成功しません

炭水化物を抜いて副菜をプラス

―なるほど。では、どのようなダイエットをしたら部分痩せも可能になりますか?

「エクササイズやマッサージだけでは、血流を促進することはできても痩せにくいと思います。全体のバランスの中で部分的にも痩せてくるのです。なので、まずは体重を減らすために夜の炭水化物を抜いてみてください。その代わりに、副菜を一品プラスして量を増やしてみる。そうすれば満足感も得られます。でも栄養が偏った食事はNG。栄養バランスが悪い食事は、かえって脂肪を溜め込みやすくなります。栄養が偏った500kcalより、栄養がとれた800kcalの食事を摂るようにしましょう

―確かに脚のマッサージをして細くなった気でいたけど、それも一時的な効果だったし、単にむくみや老廃物が流れただけだったのかも……。カロリーを気にするよりも、栄養を気にしたほうが大切なのですね。

「栄養が偏った食事でダイエットをすると、かえって代謝が落ちて痩せにくい体になってしまいます。何事もバランスですね」

―マッサージは続けつつも、栄養バランスの取れた食事で全体を絞っていこうと思います!

冬は痩せるチャンス!

寒い冬こそダイエット向き?都市伝説3:夏は代謝が落ち、冬は上がるって本当?
―夏は外気と体内の温度差があまりないため、体温を維持するエネルギーが不要になり、結果的に代謝が下がると聞いたことがあります。逆に冬は体温を維持するためにエネルギーをたくさん使うため基礎代謝が上がるとか……。季節に応じてダイエットの負荷を変えるべきですか?

「おっしゃる通り、夏は代謝が下がり冬は代謝が上がります。特に夏はアイスクリームやかき氷、キンキンに冷えたビールなど、冷たいものを口にする機会が多いため、余計に代謝が落ちやすいんです」

―冷房をガンガンきかせた部屋にいることも代謝を落とす原因になっていそう……。どうしたらいいですか?

毎日必ず入浴して体を温めましょう。入浴することで睡眠の質を上げることも期待できますよ」

冬は1枚薄着で運動を

―では、冬はどうしたらいいですか?

「冬は代謝が上がるとはいっても、暖房のきいた暖かい部屋にいたら代謝は上がりません。なので、いつもより1枚薄着で運動をしてみてはいかがでしょうか? そうすることで、体温をみずから作り出すことができると思いますよ。たとえば、ちょっと薄着でランニングやウォーキングしてみるとか。ただし、運動後は汗で体が冷えないよう、入浴するなりして体温調節してくださいね」

―なるほど! 小林さんの提案する方法は、どれも楽チンでいいですね。

「ダイエットは一過性のものではなく、一生続けるもの。制約があり過ぎるダイエットは続きませんから、毎日できる範囲でできるものを続けることが大切なのです」

―確かに過酷なダイエットで一時的に痩せても、ダイエットを辞めたらリバウンドしてしまいますよね。小林さんのアドバイスを基に毎日コツコツ続けたら、少しずつ成果がでてきそうな予感がします!

次回は「一生続けられて絶対痩せられるダイエット」について小林さんに語ってもらいます! こうご期待!

Information

『なぜ美人はケーキをがまんしないのか』 (毎日新聞出版)¥1,350 メンタルから考えた、無理なく続けられる女性向けダイエット本。

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『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』 (かんき出版)¥1,296

富裕層や経営者、成功者など所謂“一流”を目指す人必見のダイエット本。

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