辛いけど別れられない！モラハラ夫と暮らす奴隷のような日々

DVのように相手に手を出すのではなく、言葉の暴力や束縛で相手を追い込んでいくモラハラ。今回はモラハラ夫と実際に暮らしている女性に話を聞いてきました。

夫とは婚活パーティーで出会い、私がひとめぼれしてお付き合いが始まりました。

家事や子育ては女性がやるもの、俺が帰ってくるまで寝ないで待っててなどと言い、少し亭主関白なところがあるかな？と思うこともあったのですが、彼に好かれたいとだんだん尽くす女になっていました。

交際1年で結婚するとそれまでの態度がエスカレートしました。付き合っているときに少し感じていた俺様な部分がどんどん前面に出てきたんです。

例えば、朝は夫より早く起きて朝食を用意し、夫が席に着くとほぼ同時に出来立てを出さないと舌打ちされます。

目玉焼きの形が悪いと「こんな簡単な料理がなぜできないの？」と詰められます。箸を出し忘れるとテーブルをひどく叩いて知らせてきます。

また、束縛がひどく男友達の連絡先は全消去、門限は20時で飲みにも行けず、LINEの返信が遅れると着信履歴が埋まるほど電話がかかってきます。

しかし、その反面「愛してる」や「君がいないと生きていけない」「君が大事だから守ってるんだよ」など、たくさん優しい言葉やプレゼントをくれたり大事に扱ってくれるので、愛されているんだと思っていますし、私も愛しています。

「俺が金を稼いでいるからこんなに良い生活ができている。君もそれに見合ったクオリティーを提供しなければならない」が口癖で、少しゴミが落ちているだけで機嫌が悪くなり「目が見えないの？暇なんだから掃除くらいできるでしょ？」など暴言を言われることも。

でも満足な家事ができていない私が悪いと思うので謝ります。夫の望むような家事ができていれば、怒ることもなく優しいです。

夫は口調は激しいですが絶対に手は出してきませんし、根はいい人だと思っています。稼ぎもいいので、実際友人たちよりもかなりいい暮らしができています。

辛いこともありますが、私はこの生活を手放したくないので別れるつもりはありません。

彼女自身、モラハラの被害にあっているとわかっていても、今の生活を手放したくないので結婚生活は続けていくそうです。

付き合っているときに感じたという亭主関白な一面を、もっとよく観察しておけば違う結果になったかもしれませんね。

結婚前に本当にこの人でいいのか、冷静に判断してみることも大事なようです。

ftnコラムニスト：karira