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「得手に帆を揚げる」とはどんな意味?どんな場面で使う言葉?

  • 2022.6.30
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絶好の機会で勢いに乗ることをあらわす言葉「得手に帆を揚げる」。 得意とする場面に遭遇した時、ここぞとばかりにいい調子になることを指しています。

ここでは、「得手に帆を揚げる」という言葉について、その意味や用い方、由来に類義語について見ていきましょう。

「得手に帆を揚げる」とは

まずは「得手に帆を揚げる」という言葉について、その意味や用い方を見ていきましょう。

「得手に帆を揚げる」の意味

「得手に帆を揚げる」とは、得意としていることを発揮する好機が到来し、待ってましたとばかりに勢いに乗ることを意味します。 得意なことを発揮する機会に恵まれ張り切ることをあらわしています。

なお、意味は変わらず「得手に帆を掛ける」と表現されることもあります。

「得手に帆を揚げる」の用いる時

「得手に帆を揚げる」は、得意分野を前に意気込んでいることをあらわして用います。 自分の力を活かせる機会に恵まれた状況を指して使用することもあります。

ただし、ただ運が良いという状況では使用されません。 自分の能力や実力に見合った場面が来た時に、その力を存分に発揮しようという時に使う言葉です。

「得手に帆を揚げる」の由来

では「得手に帆を揚げる」はどこから来た言葉なのでしょうか。 その成り立ちについて見ていきましょう。

由来は帆を張った船から

「得手に帆を揚げる」は、船が帆を張る姿から来た言葉とされます。

帆を張って進む船を「帆船」といいます。 この「帆船」は、帆を張ると風を受けることでより加速することができます そんな船の姿から、得意とするものを発揮する好機が到来し、ここぞとばかりに張り切ることを言葉となったとされています。

航海の様子を例えた表現

「得手に帆を揚げる」は、航海の様子を例えた表現といえます。 帆は自信のあることや分野で、得意なことを発揮するチャンスや好機が風となります。

帆船は、風が吹けば帆で受けることで先に進むことができます。 その様子から、得手するものにかけた表現となっているわけです。

得手に帆を揚げる」の類義語

 

最後に「得手に帆を揚げる」の類義語を見ていきましょう。 類義語としては、「流れに棹をさす」「順風満帆」などがあげられます。

流れに棹をさす

「流れに掉さす」とは、物事が順調に進むことをさす言葉です。

古くは川や海などに手漕ぎの船が多く用いられていました。 その際は、船頭が棹を水に入れて漕ぐことで水流に乗って移動していきます。

その様子から、物事が思うままに進むという意味で用いられるようになりました。

順風満帆

「順風満帆」は、物事が順調に進むことをあらわす四字熟語です。 「順風」は、船が進むべき方向に吹く追い風のこと、「満帆」は帆をいっぱいに張ることもしくは帆いっぱいに風を受けることです。 追い風を帆いっぱいに受けることで、船が軽快に進む様子から来ているということになります。

まとめ

「得手に帆を揚げる」は、得意なことに対して、自分の本領を発揮しようと張り切ることをあらわす言葉です。 好機に恵まれ勢いに乗っていることを指して使用されることもあります。

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