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「女の子なのに」はプレッシャーだった?お友だちの前で娘の好みを尊重してあげられず…

  • 2022.6.29
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現在6歳の娘は、小さなころから電車や戦隊ヒーローがお気に入りで、色はピンクより水色が好きというタイプです。幼稚園に入り、周りに女の子のお友だちが増えると、周りの女の子たちとの違いが心配になり、娘の好きな物を否定するような言動をとってしまって後悔した経験をお伝えします。

プリンセスより戦隊ヒーローが好きな娘

娘が幼稚園に入園するまでは、電車や戦隊ヒーローが好きなことをそれほど気にしていませんでした。しかし、入園後に女の子のお友だちとの付き合いが増えると、娘とお友だちの興味の違いが徐々に気になるようになってしまいました。周りの女の子たちが好きなのはプリンセス。娘が好きなのは戦隊ヒーロー……。

好きな遊びが違うと、一緒に遊ぶのに支障が出るのではないかという心配もありました。そして、初めて遊ぶお友だちやそのママには、「女の子なのに、戦隊ヒーローが好きなの」というふうに娘のことを紹介する場面が日常的にありました。

女の子は女の子らしくしなきゃダメ!?

子どもは大人の話を意外とよく聞いているもので、娘は「女の子なのに」と言われていることを頭の片隅で気にしていたようです。入園したてのころは男の子たちと戦隊ヒーローの話で盛り上がっていた娘が、いつしか「私は女の子だから、戦隊ごっこなんかしない」と口癖のように言うようになり、周囲に対しては「戦隊ヒーロー好きの女の子」を封印するようになりました。

しかし、家でひとりで遊んでいるときには、相変わらず人形を使った戦いごっこをすることが多く、人の目がある場所では無理して女の子らしくしようとしているようです。私が「女の子なのに」と言っていたのが原因なのではないかと感じ、自分の言葉を反省しました。

色もピンクより青系の色が好き

色に関しても、娘は周囲の女の子がみんな大好きなピンクより、青系の色を好みます。幼稚園で使う「ピアニカ」を、割引になるので何人かのお友だちで一括購入しようという話が出たときにも、取りまとめてくれたママ友に「色は水色とピンクがあるけどどうする?」と聞かれ、迷うことなく水色を選んだ娘。

しかし、後日再び連絡がきて、「みんなピンクだけど大丈夫?」と確認され、私はみんなと同じにしたほうが良いのではないかと思い、娘にピンクをすすめました。

多少周りと違っても娘の好みを尊重

娘は、「みんなと同じにする」とそのときは納得したようでしたが、娘らしさを奪ってしまったような気がしてモヤモヤが残る出来事でした。その経験を受けて、次に同じような機会があったら、娘の好みを尊重しようと思っていた私。

そして、次にあったのがランドセル選びでした。想像通り「水色のランドセルが良い」と言う娘。その際もやはり女の子は赤かピンクが良いんじゃないかなという考えが頭をよぎりましたが、ぐっとこらえて娘が気に入った水色のランドセルに決定しました。

私自身、子どものころに「女の子なのに」と言われるのが大嫌いでした。しかし、いざ自分がママの立場になると、周りの女の子と娘の好みが少し違うことでつらい目にあうのではないか、という心配をしてしまう部分がありました。今は、娘には多少周囲と違っても、自信を持って自分の好きな物を貫いてほしいと願っています。

ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!

監修/助産師REIKO

イラストレーター/山口がたこ


著者:澤崎 凪

1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。

ベビーカレンダー編集部/キッズライフ取材班

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