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「木賊」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2023.8.13
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「木賊」です。

「賊」は「海賊(かいぞく)」や「烏賊(いか)」で見かけますが、「木」と合わさることで、いったいなんと読むのでしょうか?

正解は2つあります。さぁ、当ててみてください!

「木賊」の読み方!

正解は2つありますが、そのうち1つは割と簡単に読むことができますよ。ちなみに、読み方はそれぞれ4文字、3文字となっています。

4文字の方は「木」と「賊」の読み方をご存知の方ならば、きっとわかるはず。しかし、3文字の方はかなりの難問! ノーヒントではわからない方がほとんどだと思います。

それでは、ここでヒント! 読み仮名3文字の場合、「木賊」は「砥草」と書くこともできますよ。

これを見て、わかった方も多いのではないでしょうか…?

それでは、正解を発表します。

正解は「もくぞく」「とくさ」でした!

「木賊」について

「砥」は「砥石(といし)」で、「草」は「草花(くさばな)」や「草木(くさき)」で目にしますよね。「木賊」では見当がつかなかったという方も、ヒントを見て「とくさ」という読み方にたどり着けたのではないでしょうか?

さて、「木賊(とくさ)」はとある植物の名前で、「もくぞく」はそちらの漢名になります(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。詳細について、辞書で確認してみましょう!

トクサ科の常緑、多年生のシダ。山間の川辺などに生え、高さ0.6~1メートル。地下茎は横にはう。地上茎は直立し、枝分かれせず、節部に黒い鞘さや状の葉をもつ。夏、茎の頂に短い楕円状の胞子嚢の穂をつける。茎に多量の珪酸を含むので硬くざらついており、物を磨くのに使用。観賞用にもする。《季 秋》

出典:『デジタル大辞泉』小学館

 

なお、「木賊(とくさ)」は謡曲の1つでもあります。では、いったいどのような内容なのでしょうか?

謡曲。四番目物。世阿弥作と伝える。都の僧が、父を尋ねたいという少年松若を連れてその故郷信濃へ下り、木賊を刈っている老いた父を見つける。

出典:『デジタル大辞泉』小学館

 

「世阿弥(ぜあみ)」は父の「観阿弥(かんあみ)」とともに、今日でも高く評価されている猿楽師です。興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

「木賊」は「とくさ」「もくぞく」と読みます。

今後も様々なジャンルの難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!