今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「鶤鶏」です。
使用されている漢字からもわかるように、こちらは私たちが日常的に食べている「鶏(にわとり)」の一種になります。しかし、読むことはかなり難しいですよ…。
さぁ、正しい読み方を当ててみてください!
「鶤鶏」の読み方!
「鶤」という漢字をはじめて見たなんて方も多いかもしれません。パーツに「軍」が含まれていることを手掛かりに、「鶤鶏」を「ぐんにわとり」や「ぐんけい」と読んでしまったのではないでしょうか?
しかし、どれも残念ながら不正解! ノーヒントでは、なかなか正解にたどり着くことは難しいかもしれませんね…。
それでは、ここでヒント! 「鶤鶏」は別表記に「唐丸」があります。こちらなら、簡単に読めるかもしれません!
それでは、正解を発表します。
正解は「とうまる」でした!
「鶤鶏」について
「唐丸」と「鶤鶏」が同じ読み方をするなんて、答えを知ってかえって驚かれた方も多いかもしれません。ちなみに「鶤」は、「うん」「こん」「しゃも」と読みますよ。
さて、それでは「鶤鶏」とはどのような生き物なのでしょうか?
① ニワトリの一品種。江戸初期に中国から渡来した闘鶏用のニワトリ。また、それをもとに新潟県で作り出された特産種。とさかは単一で直立し、羽色はふつう黒色。鳴き声が長く、日本三長鳴鶏(ちょうめいけい)の一つ。天然記念物。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
「闘鶏(とうけい)」とは「シャモなどのニワトリをたたかわせること。また、その催し」です(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。同じような催しに、犬を闘わせる「闘犬(とうけん)」がありますよね。
なお、「鶤鶏」以外の「日本三長鳴鶏」は「声良(こえよし)」「東天紅(とうてんこう)」とのことです。
ちなみに、ほかにも「鶤鶏」は「唐丸籠(とうまるかご)」の略称でもあります。こちらは「鶤鶏」を飼育するための竹籠のことなんだそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。
まとめ
いかがでしたか?
「鶤鶏」は「とうまる」と読みます。
日常生活ではあまり使いませんが、この機会にぜひ覚えていってくださいね!