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「這杜松」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.18
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今回は、とある植物を表す難読漢字をご紹介します。

みなさんは、「這杜松」の読み方をご存知ですか?

「松」とありますが、こちらは「マツ科」ではなく「ヒノキ科」の植物になります。

読み方と併せて、その正体も考えてみてくださいね!

「這杜松」の読み方!

「這」は「這う(はう)」や「這い寄る(はいよる)」、「杜」は「杜子春(とししゅん)」や「杜(もり)」などのように使われますよね。

しかし、これらから「這杜松」の読み方を推測するのは、少し困難かもしれません…。読み仮名は4文字で、「はい○○」と読みます。残る2つの読み仮名が、かなり難しくなっているんです…!

葉の形はちょっと変わっていて、先が鋭く尖っているのが特徴なんだそうですよ。そのような植物に、心当たりはありませんか…?

それでは、正解を発表します。

正解は「はいねず」でした!

「這杜松」について

まさか「杜松」と書いて「ねず」と読むなんて、想像にもされていなかった方も多いかもしれません。ちなみに、こちらは「としょう」とも読みますよ。

先述したように「這杜松」そして「杜松」は、「マツ科」ではなく「ヒノキ科」です。それでは、具体的にどのような特徴を持っている植物なのか、辞書で確認してみましょう!

〘名〙 ヒノキ科の常緑低木。各地の海岸の砂地に生える。幹は灰黒色を帯びよく分枝して地面をおおう。葉は長さ一〇~一五ミリメートル、幅一~二ミリメートルの針形で先が鋭く尖り、各節から三個ずつ密に輪生する。雌雄異株。球果は径約一センチメートルの球形で黒碧色。はと。ねずみすぎ

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

さて、その名前から「這杜松」や「杜松」と「鼠(ねずみ)」に、なにか関係があるのかと不思議に思っている方がいらっしゃるかもしれません。

実は「ねず」は「鼠刺(ねずみさし)」を縮めたものなんだとか。不思議な名前ですが、これはとがった葉が鼠を刺し、防いでいることに由来しているそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「這杜松」は「はいねず」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!