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「草黄」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.7.23
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今回ご紹介する難読漢字は「草黄」です。

「くさき」と読みたくなりますが、その場合「草木」と書きますよ。こちらはちょっと変わった読み方をするんです。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「草黄」の読み方!

「草」には「そう」という読み方もありますが、「草黄」の読み方は「そうき」ではありません! 実は、この言葉の読み仮名は5文字となっています。

しかし、文字数を聞いてかえって混乱されてしまった方もいらっしゃるかもしれません。「草」と「黄」をどのように組み合わせたら、読み仮名が5文字になるのでしょうか…?

それでは、お困りの方のためにヒントをお伝えします!

「草黄」は「○○の○○」と読み、「草王」と書くこともできるんです。これで、だいぶわかりやすくなったのではないでしょうか…?

それでは、正解を発表します。

正解は「くさのおう」でした!

「草黄」について

「王」に「おう」という読み方があることはみなさんご存知の通りだと思います。

しかし「黄」が「おう」と読むことは、ちょっと意外だったかもしれませんね。たとえば「黄土色(おうどいろ)」や「緑黄色野菜(りょうおうしょくやさい)」などの言葉がありますよ。

さて、それでは「草黄」は、どのような意味なのでしょうか?

〘名〙 ケシ科の二年草。各地の道端や山野に生える。茎は高さ三〇~六〇センチメートルになり、長い白色の毛を生じる。葉は一~二回羽状に分裂し、ほぼひし形で裏面に細毛を密布する。初夏、葉腋(ようえき)から花柄を出し、十字形の黄色の四弁花を数個ずつ開く。果実は長さ三~四センチメートルの狭円柱形。葉を切るとアルカロイドを含む黄色の毒汁が出る。草が黄色の汁を出すのでこの名があるとも、草(瘡(くさ))の王ともいう。漢名、白屈菜。たむしぐさ。《季・夏》 

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「草黄」と書く理由は、葉っぱが黄色いわけではなく「黄色の汁」が出るからなんですね!

なお漢名の「白屈菜」は「はくくつさい」と読みます。こちらは、漢字からイメージしやすい読み方かもしれませんね。

ちなみに「くさのおう」は今回ご紹介した「草黄」だけでなく「草王」、「草の黄」「草の王」とも書くことができますよ。併せて覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

「草黄」は「くさのおう」と読みます。

今後も様々なジャンルの難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!