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「飛白」はなんと読む? 読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.10
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「飛白」です。

「飛」と「白」、どちらも小学生で習う漢字ということもあり、見慣れている方も多いと思います。しかし、組み合わさることで、実は意外な読み方をするんですよ。

さて、いったいなんと読むのかわかりますか?

「飛白」の読み方!

実は「飛白」には、読み方が2つあります。

1つは簡単に当てることができるかもしれません。しかし、もう1つはかなり難しいですよ。ノーヒントで当てられる方は、ほとんどいないと思います…!

どちらも読み仮名は3文字です。そして、簡単な方は「飛」と「白」のよく知られている読み方を、組み合わせればきっと答えにたどり着けるはずですよ。

それでは、正解を発表する前にヒント!

難しい方の読み方をする場合、「飛白」は「絣」と書くこともできます。

…これでわかった方もいらっしゃるかもしれません。

そう、正解は「ひはく」「かすり」でした!

「飛白」について

「飛」は「飛行機(ひこうき)」、「白」は「告白(こくはく)」や「白日(はくじつ)」と読みますよね。そのため「ひはく」は、多くの方が当てることができたと思います。

しかし、もう1つの読み方である「かすり」は、字面からはとても想像できないですよね…。

さて、「かすり」の意味は下記の通りになります。

〘名〙
① 模様の一種。所々、一定の順序に従って、かすったようにして置いた模様。
② ①の模様を表わした織物、染物の総称。本来、糸をあらかじめ模様に合わせてくくって染めたものを使って織ったものであるが、時には捺染(なっせん)のものもある。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

例えば「薩摩飛白(さつまかすり)」や「矢飛白(やがすり)」などがありますよ。

ちなみに、「ひはく」は上記の意味に加えて、ほかに2つの意味を持っています。

1 漢字の書体の一。刷毛はけ状の筆でかすれ書きにしたもの。後漢の蔡邕の考案とされ、扁額などに用いられる。
2 絣の模様。また、その織物。かすり。
3 「双鉤」に同じ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「双鉤(そうこう)」は「書道の執筆法の一」もしくは「文字の上に薄紙を置き、輪郭だけを線で写し取ること」という意味です(出典:『デジタル大辞泉』/小学館)。混同してしまわないように、しっかり覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「飛白」は「ひはく」「かすり」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!