今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「追風」です。
「…えっ、いったいなにが難しいの?」と、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はこの言葉には2つの読み方があるんですよ。
さて、その2つを正しく答えることはできますか?
「追風」の読み方!
おそらく多くの方が、「追風」の読み方と聞いて「おいかぜ」を想像したと思います。
そして、もちろんそれは大正解! しかし、最初にお伝えした通り、この言葉には実は読み方が2つああるんです。
「じゃあ、もう1つの読み方はついふう?」「いや、おうかぜとか?」とお考えになったかもしれません。しかし、残念ながら不正解! 読み仮名はなんと3文字なんです。
「おい○」と読みますよ。空欄に当てはまる1文字を考えてみてくださいね。
…それでは、もう1つの読み方を発表します。
それは「おいて」でした!
「追風」について
「追風(おいかぜ)」という言葉は、誰でも一度は聞いたことがあると思います。しかし、まさかほかにも読み方があるなんて、知らなかった方が多いのではないでしょうか?
さて、「追風」には「おいて」という変わった読み方があるだけでなく、実は5つもの意味があります。この機会に、全て確認しておきましょう!
① うしろから吹いてくる風。
② 船の進む方向に吹く風。おいて。順風。
③ 物の香りを吹き送ってくる風。
④ 特に、着物にたきしめた香や、たいている香の薫りなどをただよわせてくる風。
⑤ すぐれた馬。逸馬(いつば)。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
なお、上記は「おいかぜ」の意味になります。「おいて」の場合は②の意味になりますので、混同してしまわないようご注意を!
ちなみに、「追風」を使った言葉に「追風用意」というものがあります。「追風を用意する?」と疑問に思われたかもしれませんが、これは「 通りすぎたあと、よいかおりが漂うように、衣類に香をたきしめておくこと」なんだそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。
まとめ
いかがでしたか?
「追風」は「おいかぜ」「おいて」と読みます。
今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!