「150円以下でいいんですか？」【セブン】限定の”焼きたてパン”に感動。ハイクオリティな逸品でした

セブンイレブンの一部店舗限定で、店内オーブンで調理した「焼きたてパン」を販売していることはご存知でしょうか？なんでも、ごくわずかの店舗でテスト的に販売しているんだそう。

そこで今回は、ショーケースに並べられていた4種類を全て購入し、実際に食べた感想をレポートします。いったい、どのような味、食感に仕上がっているのでしょうか？

こちらが、今回購入した「焼きたてパン」4種類になります。

左上から順に「お店で焼いたチョコクロワッサン」（税込149円）、「お店で焼いたクロワッサン」（税込149円）、「お店で焼いたフィナンシェ」（税込127円）、「お店で焼いたメロンパン」（税込127円）です。

クロワッサンは2種類ありますが、まずはシンプルな「お店で焼いたクロワッサン」をいただいてみることに。いかにもおいしそうな焼き色で、中央に向かうにつれてぷっくりと膨らんでいます。パン屋さんで買ってきたと言われても、全く違和感がありませんよね。

早速一口食べてみると、表面はサクッとこうばしく、中はふんわり軽い食感。バターのいい香りがふわ〜っと広がり、思わずほおがほころんでしまいました。これは、想像以上に本格的な仕上がりです…！

半分に切ってみたところ、その食感の秘密が明らかに。ご覧の通り、生地と生地の間にすき間があることがわかります。

バターのほんのりとした塩っ気も絶妙なアクセント。セブンの「焼きたてパン」シリーズ、1つ目から大当たりですね…！

続いていただくのは、同じクロワッサンでも中にチョコが入っている「お店で焼いたチョコクロワッサン」。価格も少し上がって138円（税込）と、期待がグッと膨らみます。

細部を確認してみると、「お店で焼いたクロワッサン」と明らかにビジュアルが異なっていることがわかります。

すき間からチョコがのぞいていることはもちろんですが、こちらの方がややゴツゴツとしている印象。焼き色も少し濃いように感じます。

そして、食べてみるとその違いはより鮮明に。「お店で焼いたクロワッサン」に比べバターの風味がひかえめで、食感もややしっかりとしています。特に、端っこはけっこう固めでした。

チョコはしっかり甘いですが、生地の量とバランスが取れていてしつこすぎない味わいに。同じクロワッサンながら、想像以上にはっきりとした違いがありました。

2種類のクロワッサンを堪能したところで、続いては「お店で焼いたフィナンシェ」をいただきます。

セブンの洋菓子コーナーには「７カフェフィナンシェ」（税込127.44円）が販売されていますが、それに比べるとサイズはかなり大きめ。厚みもかなり増している印象です。

一口食べて驚いたのは、バターの香りがブワッと口の中に広がったこと。「お店で焼いたクロワッサン」以上に、芳醇な香りが口の中に広がりました。

甘さもしっかりしていますが、クドさがなくむしろ上品な印象。まるで洋菓子屋さんのスイーツをいただいているかのようで、なんだかリッチな気分になりました。

生地はかなりしっとりとしており、小ぶりに見えますがバターがきいているためか意外に食べ応えがありますよ。個人的に、こちらが1番のお気に入りでした…！

最後にいただくのは、コンビニの菓子パンの中でも定番であるメロンパン。各社のこだわりが光る商品とも言えますが、はたして「お店で焼いたメロンパン」はどのような仕上がりなのでしょうか？

かなりゴツゴツとして見えますが、意外にも表面の生地にそこまで硬さはありません。パクッとかぶりつくと、ほろほろと口の中でほどけていきました。

粉砂糖が散らされており、一見甘そうに見えますが、内側はあっさりとした味わいなのでクドさもなし。飽きずにパクパク食べ進めることができますよ。まさに万人に好まれる、王道のメロンパンと言えそうです。

どの「焼きたてパン」も想像以上に本格的な仕上がりで、コンビニの商品とは思えなかったほど。価格も税込150円以下と、手頃なラインに抑えられているのもうれしいポイントです。

テスト販売のため、取り扱い店舗はごくわずかですが、見つけた方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか？

今回は「焼きたてパン」に注目しましたが、セブンには「お店で揚げたカレーパン」（税込149.04円）も販売されています。

店内で揚げるからこそ実現できる、衣のサクサク感はもはやパン屋のクオリティ。いやな油っぽさもなく、牛肉や玉ねぎの旨みが溶け込んだビーフカレーと生地の相性はもちろん最高です。

こちらは全国的に販売されているため、出会える機会は多いはず。「焼きたてパン」が見つけられなかった方は、ぜひこちらを食べてみてはいかがでしょうか。

筆者：松本陸杜／ライター
カルチャー系メディアを中心に活躍するフリーライター。ジャンル問わずさまざまなコンテンツを執筆している。なかでも食レポに関するワーディングに定評がある。週5日はコンビニに通う、コンビニ情報通。戦略を考えながら対戦するカードゲームが好き。