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「蜻蛉羽」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.15
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今回ご紹介する難読漢字は「蜻蛉羽」です。

「蜻蛉」はとある虫の名前、すぐに読めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実はその虫の名前を当てはめても、残念ながら不正解なんです。

では、いったいなんと読むのでしょうか…?

「蜻蛉羽」の読み方!

「蜻蛉」は単体では「とんぼ」と読みます。秋の風物詩でもありますよね。

そうなると、今回の「蜻蛉羽」も「とんぼはね」と読みたくなりますが…。それでは、残念ながら不正解なんです。

他にどう読めばいいのか分からないとお困りの方のために、ヒントをご紹介します。

「蜻蛉」にはまだいくつか読み方があります。そのうちの一つには「秋津」という別表記があるんですよ。

…もうお分かりでしょうか。

そう、正解は「あきつは」「あきづは」でした!

「蜻蛉羽」について

ヒントでお伝えしたように「蜻蛉」は「あきつ」「あきづ」と読むこともできます。こちらも併せて覚えておいてくださいね!

それでは、気になる「蜻蛉羽」の詳細を辞書で確認してみましょう。

あきつ‐は【蜻蛉羽】
〘名〙 (古くは「あきづは」)
① トンボの羽。薄く透きとおって美しいので、羅(うすもの)などのたとえや形容に用いる。
② =あきつ(秋津)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「トンボの羽」だけに留まらず、その様相からたとえや形容に用いられるとのことです。確かに、本当に飛べるのか疑わしいほど薄く透き通っていますよね。

ちなみに、引用にある「秋津(あきつ)」は「蜻蛉」の古名です。

また、日本各地に「あきつ」という地名があります。ちなみに「あきづ」だと「奈良県吉野郡吉野町宮滝付近の古称」を表すそうですよ(出典『デジタル大辞泉』/小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「蜻蛉羽」は「あきつは」「あきづは」と読みます。

まだまだ暑さは続きますが、そろそろ夏の終わりが近づいてまいりました。

秋にはぜひ「蜻蛉」を眺めて、風情を味わってみてくださいね!