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「石花海」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.29
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今回ご紹介する難読漢字は「石花海」です。

「石」「花」「海」はいずれも簡単な漢字、なんとなく読めそうだとお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、そう上手く事が運ぶとは限りませんよ。なんと読むのか、ぜひお考えください!

「石花海」の読み方!

「海」を「うみ」「かい」と読むことはみなさんもご存知の通りです。

また「石花」は「せい」「せっか」「せえ」「せきか」「せ」と読むことができます。ただ、これらを組み合わせても残念ながら不正解です。

ただし、正解に近づいていないわけではありません。「石花海」の読み仮名は「せ〇うみ」となっています。空欄にどんな1文字が入るのかお考えください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「せのうみ」でした!

「石花海」について

「石花海」と書いて「せのうみ」と読む。なかなか読み方が思いつかない難読漢字でしたね。

それでは、ここから意味の確認に移りましょう。「海」がついていることから、どこかの「海」の名前と予想している方もいらっしゃるかと思います。

その予想は当たっているのでしょうか、辞書を見てみましょう。

せ‐の‐うみ【石花海・剗海】
[一] 富士山北麓にあった湖の名。貞観六年(八六四)の富士山の噴火で本栖(もとす)湖、西湖、精進湖に分断された。
[二] (石花海) 駿河湾の西側にある水深一〇〇メートル未満の浅堆(せんたい)。南北二つの浅堆からなり、ふつう北堆をいう。イワシ、アジ、サバなどの好漁場として知られる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

先述したように「海」のことである一方で、昔存在した湖の名前でもありました。1つの湖を3つに分断するほどの噴火なんて、想像もつきませんね。

ちなみに「この時の溶岩原の上に森林が形成され、青木ヶ原の樹海になった」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)とのことです。今では「21世紀に残したい日本の自然100選」「森林浴の森100選」に選ばれるほどの樹海が、昔は溶岩原だったなんて驚いてしまいますね。

まとめ

いかがでしたか?

「石花海」は「せのうみ」と読みます。

今後も意外な難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね!