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「甲香」は「こうこう」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.21
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今回ご紹介する難読漢字は「甲香」です。

もちろんそのまま「こうこう」と読んでも正解ですが、あと3つ読み方がありますよ。

いったいなんと読むのか、ぜひお考えください!

「甲香」の読み方!

「こうこう」以外となると、途端に読み方が思いつかなくなった方も多いのではないでしょうか。他に「こうきょう」「かぶとこう」なども挙げられるかもしれませんが、残念ながら不正解です。

それでは、ここでヒント!

「甲香」はとある物の材料となる巻き貝の蓋です。この「貝」という漢字をキーワードとして考えてみてください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「かいこう」「かいごう」「へなたり」でした!

「甲香」について

「かいこう」「かいごう」は「甲香」の他に「貝香」と書くことができます。こちらであれば簡単に読めたかもしれませんね。

ただ「へなたり」に関しては「甲」「香」どちらの字面からも推測することは難しいですね…。

それでは、ここからは意味の確認に移りましょう。「甲香」の詳細は下記の通りとなっています。

まずは「へなたり」から。

へなたり【甲香】
〘名〙 粉末にして煉香(ねりこう)の材料とするアカニシの蓋(ふた)。貝香(かいこう)。こうこう。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

つづいて「かいこう」「かいごう」はこちらです。

かい‐こう〔かひカウ〕【貝香/▽甲香】
貝、アカニシのふた。粉末にして練り香の材料とする。へなたり。こうこう。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

読み方は違えど、意味としては同じでしたね。

「アカニシ」などの巻き貝の蓋を、なんと「煉香・練り香(ねりこう)」(香料の一種)の材料にするそうです。

他にはジャコウジカの分泌物を乾燥したものなどを混ぜ、蜜や糖を練り合わせることで「煉香・練り香」が完成するんだそう。いったいどんな香りがするのか、気になってしまいますね!

まとめ

いかがでしたか?

「甲香」は「こうこう」の他に「かいこう」「へなたり」と読みます。

ちなみに「アカニシ」の蓋は「甲香」として使われますが、肉は食用に、殻は貝細工などに使われるそうですよ。