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【なんと7文字】「餞」は「せん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.26
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今回ご紹介する難読漢字は「餞」です。

親しい人の門出を祝って贈り物をする「餞別(せんべつ)」という言葉で目にしたことのある方も多いかと思います。

こちらの漢字ですが、「せん」以外でどう読めばいいか、ぜひ当ててみてください。

「餞」の読み方!

「せん」以外の読み方といっても、他にどう読めばいいか見当もつかない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

それでは、ここでヒントをご紹介します。

「餞」の読み方は他に2つあります。そのうちの1つは、冒頭でお伝えした「餞別」の意味を、別の言葉で表現できればたどり着けるはずですよ。そしてなんと7文字の読み仮名なんです!

…どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「はなむけ」「うまのはなむけ」でした!

「餞」について

ヒントから「はなむけ」と読めた方は多いかと思いますが、一方で「うまのはなむけ」と読めた方はかなり少なかったかもしれません。

さて、実は「はなむけ」は「うまのはなむけ」の略となっています。そもそもなぜ「うまのはなむけ」と読むのか、その由来も辞書に記載されているので、ここで確認しておきましょう。

うま‐の‐はなむけ【×餞】
《昔、旅に出る人の道中の無事を祈って、乗る馬の鼻をその行く先へ向けてやったところから》旅立つ人の安全を祈り、前途を祝して、酒食をもてなしたり、品物を贈ったりすること。また、その品物。餞別。はなむけ。
はな‐むけ【×餞/×贐】
《「馬の鼻向け」の略》旅立ちや門出を祝って、別れて行く人に金品・詩歌などを贈ること。また、その贈り物。餞別。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

まさに「うまのはなむけ」という読み方そのまま、旅立つ人への気遣いに由来しているんですね。

ちなみに「うまのはなむけ」は他に「馬鼻向」「馬餞」「馬贐」と、また「はなむけ」は「贐」と書くこともできます。併せて覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「餞」は「せん」の他に「はなむけ」「うまのはなむけ」と読みます。

まもなく訪れる10月は一般的に人事異動が多くなる時期とされています。仲の良い方や、お世話になった方が異動される際には、ぜひ「餞」をして送り出してあげてはいかがでしょうか。