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「三稜草」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.5
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今回ご紹介する難読漢字は「三稜草」です。

「三」と「草」は小学校で習う簡単な漢字ですが、「稜」はあまり目にする機会がないかもしれません。

さて、これらが組み合わさると、どのような読み方をするのでしょうか?

「三稜草」の読み方!

今回は、読むことがかなり難しいかもしれません…。

なぜならば「三稜草」の読み仮名は、別表記を見れば、とたんに読む難易度は下がりそう…!

気になる別表記は「三栗」です。いかがでしょう、こちらなら読める方も多いはず…!

それでは、正解を発表します。

正解は「みくり」でした!

ちなみに、「みくりそう」「さんりょうそう」と読む場合もあります。

「三稜草」について

「栗」は言わずと知れた秋の味覚「くり」を表す漢字ですよね。別表記を見た瞬間に「三稜草」の読み方がわかった、そのような方も多いと思います。

さて、使用されている漢字からもわかるように、こちらはとある植物を表しています。「もしかして、栗の仲間かな…?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

それでは、辞書で確認してみましょう。

① ミクリ科の多年草。各地の池や溝などの浅い水中に生える。高さ六〇~九〇センチメートル。地下茎がある。葉は根ぎわから生え剣状で基部は茎を抱く。六~八月梢上に小枝を分け球状の白い花穂をつける。雄花穂は花軸の上部に群がってつき、雌花穂はその下部にまばらにつく。果実は卵球形で緑色に熟す。茎でむしろなどを編む。漢名、黒三稜。やがら。三稜。
② 植物「うきやがら(浮矢幹)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

2つの植物を表しますが、どうやら「栗」の仲間というわけではないようです。ちなみに「ミクリ科」の植物は1属約20種存在するそうですが、日本にはその内約10種分布しているそうですよ。

(出典:『日本大百科全書』小学館)

なお「浮矢幹」は「ミクリ科」ではなく「カヤツリグサ科」に分類されています。特徴的なその名前は、「冬、矢幹のような茎が枯れて水面に浮くことから」ついているそうです。

(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)

まとめ

いかがでしたか?

「三稜草」は「みくり」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!