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そんな読み方あったんだ……。「白熊」は「しろくま」以外になんと読む?《難読漢字クイズ》

  • 2023.2.11
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「羆(ひぐま)」や「洗熊(あらいぐま)」など、「熊」にはたくさん種類がいますよね。動物の中でも1番好き! なんて方もいらっしゃるかもしれません。

さて今回は、そんな「熊」の中から「白熊」をご紹介。実は、面白い読み方があるんです…!

「白熊」の「しろくま」以外の読み方!

「白熊の読み方…しろくまだよね?」

おそらくこのように考えた方が多いはず。もちろんそれは正しいです! …が、今回は別の読み方を当てていただきます。

こちらの読み仮名は、4文字ではなく3文字です。正解を知ると「な~んだ」と肩透かしをくらうかもしれませんが、ノーヒントで答えられる方はほとんどいないと思います…!

「白」と「熊」の一般的な読み方を組み合わせてみてくださいね。ちなみに、2文字目は濁音ですよ。

それでは、正解を発表します

正解は「はぐま」でした!

「白熊」について

「白」は「しろ」、そして「はく」と読みますよね。もちろん「熊」は「くま」と読みます。

上記を組み合わせると「はくま」になりそうですが…そう! 2文字目は濁音です。そのため、答えは「はぐま」になります。

それでは、この言葉はどのような意味なのでしょうか?

① ヤクの尾の毛。雄勁(ゆうけい)破邪の信仰から旌旗(せいき)の竿頭や矛戈(ぼうか)の柄、采配(さいはい)につけたり、唐(から)の頭(かしら)と呼んで偉容のかぶりものに用いたりした。赤く染めたのを赤熊(しゃぐま)、黒く染めたのを黒熊(こぐま)という。
② 毛の白い熊。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館


②は「白熊」という字面そのままの意味ですが、①はちょっと趣きが異なってますよね。

そもそも「ヤク」は「熊」ではなく「ウシ科」の動物です。「チベット高原やヒマラヤ地方の原産」のため、日本に住んでいるとあまり知る機会がないかもしれませんね。

なお「しろくま」と読む場合、「北極熊(ほっきょくぐま)」の俗称を意味します。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「白熊」は「しろくま」「しろぐま」のほかに「はぐま」と読みます。

今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、是非お楽しみに!

参考文献:小学館『精選版 日本国語大辞典』