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【ダスキンに取材】年末の大掃除に使える!専門家が教える“排水口のニオイ対策”

  • 2022.12.21
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画像:JR-stock/Shutterstock

年末の大掃除は、家の中を隅から隅まで徹底的にきれいにしたいもの。その中でも、キッチンや水まわりは特に優先順位を高く設定されている方も多いと思います。普段は取り除くことの難しい汚れを、効率よく掃除する方法は知りたいものですよね。

そこで今回TRILLニュースが取材したのが、株式会社ダスキンの中谷洋子さん。キッチンや水まわりの掃除で役立つ耳よりな情報を、詳しくうかがってきました。

キッチンや水まわりの汚れが溜まりやすい箇所とは?

――キッチンや水まわりで汚れが溜まりやすい箇所はどこになりますか? また、主な汚れの原因も併せて教えていただけますと幸いです。

中谷さん:普段の掃除では見逃しがちな「目の届きにくいところ」をはじめ、キッチンや水まわりにおいては、基本的に水気・湿気のある場所に汚れが溜まりやすくなります。
具体的には、ゴミ箱の底、水洗の蛇口の付け根、冷蔵庫や食洗器のパッキン、シンクや浴室の排水口等です。いずれも汚れ→カビとなり、カビが素材に沈着すると簡単には取れなくなります。

――なるほど。「ゴミ箱の底」などは「目の届きにくいところ」であるとも言えますし、汚れのたまりやすい箇所にどこか共通している部分を感じました。

汚れを落とす際のコツや注意点とは?

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画像:Pixel-Shot/Shutterstock

――それでは、上記の汚れを落とすコツを教えていただけますでしょうか?

中谷さん:わかりました。「汚れ」の原因や対処法等を踏まえつつ、簡潔にまとめてお伝えします。

「汚れ」の原因

◆ホコリは、やがて空気中の水分や油分と混ざって「汚れ」になる。放置しておくと素材に固着して頑固な汚れになるので、気が付いた時にサッとこまめに掃除することが大切

「汚れ」の対処法と注意点

◆素材を傷める可能性があるため、いきなり強力な洗剤を使用しない。たいていの汚れは水拭きでも取れる場合が多いので、洗剤等は極力使用しない

◆洗剤を使用する際は用量を守り、目立たない場所で試してから

◆洗剤は原則として2種類以上混ぜて使用しない。酸性タイプとアルカリ性タイプを併用すると、成分が中和されて効果を発揮しない

◆塩素タイプと酸性タイプの洗剤は、有毒な塩素ガスが発生するため絶対に併用しない。特に排水口には洗剤分が残っている場合があるため要注意

――わかりやすいご説明をありがとうございます! 「洗剤等は極力使用しない」は、掃除をする上でハッとさせられるポイントでした。

排水口などのニオイの対処法は?

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画像:kazoka/Shutterstock

――水まわりというと水垢やカビ以外にも排水口などのニオイも気になります。こちらのお掃除のコツを教えていただけますでしょうか?

中谷さん:根本的なお話になりますが、とにかく清潔にすることが重要です。その上で、今回はシンクの排水口の掃除方法を例としてご説明させていただきます。

◆水で湿らせたスポンジに台所用洗剤を付け、排水口のフタ、バスケット(アミカゴ、ゴミ受け等)、トラップのワンをこする

◆排水口のトラップの中は、水で湿らせた柄付きブラシに台所用洗剤を付けてこする

◆全体的にこすり終わったら水で汚れや洗剤を洗い流す

◆乾いたふきんで流し台を拭く

――ありがとうございます。「水まわりだからそのままでいいや」と放置せず、最後にしっかりと乾拭きすることも大切なんですね。たしかに、清潔な 状態を維持する上でとても重要になると思いました。

大掃除でキッチンや水まわりをピカピカに!

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画像:Aleksei Isachenko/Shutterstock

キッチンや水まわりにはなかなか落とせない汚れが多いですよね。今回教えていただいた方法を活用して、ぜひ年末の大掃除に役立ててみてください!

今回取材したのは…

株式会社ダスキン
訪販グループ 広告・広報室
中谷洋子さん



取材・執筆:松本陸杜/ライター
カルチャー系メディアを中心に活躍するフリーライター。ジャンル問わずさまざまなコンテンツを執筆している。なかでも食レポに関するワーディングに定評がある。週5日はコンビニに通う、コンビニ情報通。戦略を考えながら対戦するカードゲームが好き。